Béjart Ballet Lausanne

師匠に誘われ、稽古後にモーリス・ベジャール・ダンスカンパニーの公演を見に行ってきた。
バレーなんてと思う方も多いだろうが、一度は見るべき。
 
今回はモダン・バレーのオンパレードで、本当に面白かった。
柔軟性のある身体はもちろんのこと、
彼らの頭の先から足の先までの神経の入り具合なんて、本当に神業。
普段、バレースクールの生徒しか見ていないのも一因だが、
バレーカンパニーのダンサーの運動能力、表現力には本当に圧巻。
いろんなポピュラーなショーで見るダンスとは全く格の違うモノ。
あっ、これが本物ちゅうことやな、と改めて思い知らされた。
 
カンパニーの人は公演中の日中はバレースクールで稽古しているが、
舞台衣装をつけた状態で通して見たのは初めて。
公演では1年前にスクールを卒業した女の子が混じっていたのだが、
彼女が赤のドレスで舞台に登場してきた時には完全に目が釘付けに。
上背があり見栄えがするだけでなく、全身の動きそのものがまさしく芸術。
舞台自体はシンプルなものだが、演出もいい。
 
舞台がはねて出口で師匠に会ったら、最も感銘を受けたのが同じだったのには笑った。
「バレースクールでの稽古の結果がああなるんだよ。
カンパニーの半分はスクール出身者だしね」
 
いい機会をもらったなぁ。