根無し草

「先生」や「母校」は、変わらないでいることを期待されている。
自分達がどれだけ変わってきたのかを見極める試金石となるために。
それを読んだ。
 
自分の場合はどうだ。
小学校卒業後に私学に入り、
しかも中学1年時に引越し地元の友人とは疎遠になった。
中学、高校と通った学校は自分達の卒業直後に10km離れた全く別の場所に。
情緒も何にもなく、縁もゆかりも無い地に移転。
大学もそう。卒業直後に15km離れた地に完全移転した。
自分の通った学び舎で残っているのはわずか小学校だけ。 
恩師は存在する(した)が、やはり箱物としての母校が消滅しているのは痛い。 
後ろを振り返らない、人を頼らない、
自分の性格の一因はこういうところに起因するのかもしれない。
 
そんなことを考えた。