RBLDOJO 66回目

先週末からの風邪からまだ復調しない。
咳で夜中が眠れないのが一番辛い。
以前から不眠傾向で、復調の遅れはこれも影響しているだろう。 
すごく気分も滅入りがち。
スイスナショナルチームの稽古にも誘われていたが、
今の体調では最後まで続けられる自信もなく、バレースクールの稽古の方を選択する。
ネガティブセレクションだけではなく、
今の自分がやらないといけないと考えていることがあるのも一因。
それが地稽古の時に出来るかな、と職場からの道すがら考えた。
 
稽古の前にここ暫くやっている鏡の前で構えの調整をする。
以前よりも剣先を下目にする。
でも後でオリヴィエとデモをした時にそのままの構えであったことを思い出した。
彼の身長ならこの高さではダメだったのに、思慮が足りなかった。
 
稽古は素振りから。
「上下振りavec開き足」は生徒さんはまだまだ出来なさそう。
自分も開き足の時の体重のかかり方、足の向きに気をつける。
あまり気を取られると姿勢が崩れるのでそれにも注意。
あとは刃筋正しく鋭く切れているか。
 
素振りの中で踏み込みもあったが、まだまだ不完全。
どうしても時々継ぎ足をしてしまう。
「打て」と言われた時に体重が一度左にかかってから蹴り出してしまう。
そんなことを考えていた。
 
面をつけてからは切り返しの連続。
3人1グループだったが、人数の関係で自分のところは2人。
よく自分のところに来るVと。
切り返しだがきちんと返しになっていないことに気づいたので、
途中で竹刀で受けるのを止めて、面で受ける。
それでもなかなか分かってくれないので説明するが、難しそうだった。
最後にオリヴィエが彼の左肘の問題を指摘した。
確かに打ちが変だとは思っていたのだが、
左でしっかり押せず刃筋が立たないのかもしれなかった。
  
この切り返しの時に何が起こっていたのか分からない。
Vとの稽古で精一杯だったから。
オリヴィエが「今日は2年生は疲れているようやなぁ」と言って、
疲れている時の稽古での心構えを説く。
がむしゃらに前に出るばかりを考えず、
自分の姿勢・構え・気等々、正しい基本を心に置くことを考えよ、という。
これは彼がよく言うこと。
その後の稽古でもあまり2年生は気を入れて出来ていなかったよう。
結局、一部の2年生とともに1年生の打ち込み稽古の元立ちに立つ。
この時に防具を着けていないオリヴィエ相手にデモ。
面や篭手で少々ビビってしまったが、やはりそれを見透かされ、
「ちゃんと打て」と怒鳴られた。
間合いの大切さを1年生に指導。
その際、明確には言わなかったものの剣先の高さが低いことを指摘されたと思う、
オリヴィエ相手には。
1年生相手の元立ちは結構大変。
でもこの時のオリヴィエの指導は自分の基本を見直すいい経験になっている。
これで防具を着けての稽古が終了…。
地稽古無し。かなり残念…。
 
「形の稽古〜!」という号令。
2年生の疲労度を加味してこれに切り替えたんだと思う。
「全員半座で見学!」ううん?
いきなり7本目までの形のデモンストレーションを行うことになる。
オリヴィエが打太刀で自分が仕太刀。
最初は調子よかったが、6,7本目では稽古不足のため不安になった。
それが顔に表れた。
何とかこなして終了。
「yasuは完璧じゃなかった、それが分かったか?」と生徒に問いかける。
「途中で自分の不安な感情が顔に表れてたやろ。
一旦始まったらそんな感情を表さず、自分の仕事をする。バレーと一緒やぞ」と。
そして自分には
「きちんとできとるんやから、心配せんでええ。
自分が不安な気持ちに苛まれたら、
そこから先は相手の剣・心を感じることができなくなる。
それが一番アカンことや」と。
その後全体で1,2本目の形の稽古。

今日の稽古でようやくちょっと復調の兆しが見えたかなぁ。
稽古強度は明らかに低かったから、ちょうど良かった。
 
稽古後、職場に戻って再度仕事…。