Rome - day 1

昨日の件があったからではないが、
午前2時半に起床してジュネーブからローマへ向かう旅に出た。
いろいろ急遽決めたため、また睡眠時間3時間程度。
ジュネーブに向かう道すがら大声で歌いながら車を飛ばした。
不思議に全く眠くなかった。
ジュネーブでは予定していたP51の駐車場が空いていてラッキーだった。
3日停めて51スイスフラン。一番安い所だが、常に80%以上が埋まっている状況。
 
easyjetでのフライトは初めてだったが、交通手段だけと割り切るならいい。
後方の席を取って思いっきり爆睡した。ちょっと寒かった。
 
ローマに降り立つとやっぱり暑かった。
友人が30度代後半になる、と言っていた通りだろう。
スタンドでコルネットとカプチーノで少々腹ごしらえをしてから、
テルミニ駅に向かう列車に乗り込む。
コルネットはカスタードクリーム入りを選んだが、なかなか美味しかった。
全てが1等というが、全く検札もない。
席は充分の空きがあった。斜め向かいに座った人がやけにJDに似ていたのが印象的だった。
テルミニ駅を降りてからメトロの駅までも長かった。
途中でInformationを探してRomaPassを買ったが、
係員は50ユーロをちょろまかそうとしたりして、
あぁやっぱりイタリアやなぁ、と思った。
メトロはC線を増設の為の工事でA線の一部が止まっているよう。
でもよく調べたら自分の行動範囲の所は何とか免れていた。

A線でSpagnaまで行き、ホテルを探す。
いろんな高級店が立ち並ぶ通りの近くのホテルだった。
チェックインの時間より早く着いていることを詫びて、
荷物だけ預かってもらい、街に繰り出す。
スペイン広場は本当に目の前。予想以上に小さかった。
階段を上り、ローマの街を一望した後、メトロやバスには乗らず徒歩でぶらつく。
でもこれがダメだった。
気が付いたらコロッセオからヴァチカンまでずっと歩きまくっていたことになる。
途中、偶然トレビの泉に遭遇したが、これは本当に感動した。
ちょうどそこへ辿り着く直前に両親から電話があり(ローマに居ることは言ってなかった)、
自分でも40年前のエピソードを聞き覚えていたが、
改めて「コインを投げていたから、やっぱり帰ってくることになったんやね」
と言われると、何だかとても嬉しくなった。
もう一度後ろ向きになって泉にコインを放り込んだが、今度戻って来ることはあるのだろうか?
 
歩き疲れたのもあり、トレビの泉の近くのワインバーに入って昼食。
ピザは薄焼きで、オリーブ、生ハム、等々、本当に美味しかった。
ビール、ワインを計1.5リッター程飲み、ティラミスを食す。
パンナコッタが無かったこともあった為か、ティラミス代はまけてくれていた。
これで20ユーロ。スイスでは考えられない…。

腹ごしらえをして歩き続け、結局いつの間にかヴァチカンにまで行ってた。
そこに至るまでに既に脱水傾向を自覚していたが、水を1リッター飲んでも収まらない。
サンピエトロ広場で暫し休憩した後、メトロでホテルに戻る。
ちょっと眠ってから夕食に出ようと思っていたが、
一旦横になったら足がとても怠いことを自覚し、起き上がれなくなった。
19時頃になって、スペイン広場からの夕景を見ようと思う。
スペイン広場の階段に腰掛けてボーッと人々を見ていた。
近くのホテルに有名人が泊まっているらしく人だかりが出来ていた。
 
結局、腹は空かず水とビールを買ってホテルに戻り、眠った。
何やってんだろ。
休みだというのに、全然身体を休めてないなぁ。
しっかり美味しいモノをたっぷり食べようと思ってたのになぁ。
そんなことを考え、2日目はちょっとセーブすることにした。
でも、紺のポロシャツが汗の塩で真っ白になっていたのには笑った。