BLKC 176回目

いい所の無かった稽古。
形の稽古はATの級審査のことがあったので、3本目までを一緒に何度か繰り返す。
 
準備運動の後、素振り。
歩幅をできるだけ大きくするように心がけて素振りをする。
ちょっとバランスが崩れる時があり、左右の足の幅が狭いんだな、とか考えた。
背筋等をしっかりと利用して、剣先に注意しながらの基本の素振り。
最後の早素振りでオリヴィエが何度もダメだしをして、結構な回数の早素振りを行った。
ここまでは良かった。 
 
面をつけてから切り返し、基本打ちの稽古をしたところで、結構ヘロヘロになっていた。
地稽古は有段者が元立ちとなって、級者の指導稽古を行うところから開始。
バレースクールで似たようなことをやっていたとはいえ、本道場でやるのは初めて。
どのようにしたらいいか迷いながらも、ちょっと空けてみたり、
わざと空けずに中心を取って攻めてみたり。
2、3人とやった後、有段者同士の地稽古。
APSから始める。
何をやったか、あまり覚えていないが積極的に攻めていったはず。
向こうがほぼ返し技に終始するのは常だったし、普段と変わらなかった。
前回、CPに剣先での攻防の無さを注意されていたので、できるだけ使うようにした。
次にオリヴィエ。
嬉しかったけど、この時には本当に死にそうだった。
初太刀はダメ。
その後も出端篭手や飛び込み胴は決まったはず。
飛び込み胴の時はオリヴィエの目が笑ったように見えた。
そこから本当にダメだった。
動けない。足が前に出ない。
打突後も動けず、オリヴィエから打突の集中砲火を浴びる。
間合いを切ることすらできない。
最後の最後に力を振り絞って篭手面を打込んだ所で終了。
これは完全にオリヴィエが空けてくれていた…。

自分の状況を見てか、「ここからはフリー地稽古!」と号令がかかる。
本当に息が上がって動けなくなり、面を外した。
前屈みになった鼻先から汗が滴り落ちる。
1秒に2滴以上のスピード。瞬く間に床に汗の海ができていた。
皆の地稽古の見取り稽古をしたいのだが、顔も上げられないくらい。
10分程の稽古の後、「蹲踞」の号令があったので、竹刀を持って立ち上がったが、
「yasuはそこに待機!」と言われる。
そこから早素振り30本だった。
恥ずかしい。そんな気持ちで一杯だった。
 
稽古後、仲間から「どないしてん?こんなyasuを見るのは初めてや。」等と言われる。
「もう、ジジイやから」、と冗談めかして答えていたが、
CPが側に来た時には悔しくて涙が出始めていた。
心に甘えがあったのは確か。
もう少し気持ちをしっかり持っていれば稽古は続けられたろう、と思う。
オリヴィエが最後に話しかけてくる。
「お前はずっと走り続けているやろ。
休みも取らん。睡眠時間も足りん。食事もしっかり摂らん。
肉体が限界に達してきてるんや。
精神が弱いとか、言ってるけど、ここを踏ん張ったら次はcollapse。
Burnout寸前やと思う。俺の経験から言ってもな」
そんな言葉を聞いて、また涙目になった。
自分を過大評価し過ぎだよ!等と思う。
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週末、ちょっとリフレッシュして、再出発や!