Jodan seminar

昨日の稽古後にシャワーを浴びていると、オリヴィエが
「yasu、来月はZürichで2回セミナーがあるよな。行くやろ?」
と言ってくる。
「勿論そのつもりだけど、2週目の土日だよね」と答える。
「1週目のセミナーは?」
「えっ、知らんけど…。」
「あっ、メールし忘れたんやな。1週目にもセミナーがZürichであるよ。上段セミナー。」
「って、級者の俺に言ってどないすんねん。まだ中段もまともに出来んのに。」
「ホンマにそう思うか?上段の勉強をするのはいい事やぞ。
上段を取る気持ちが分かる。
中段を取り続けるにしても、中段の時の気持ちに変化が生じる。
上段を勉強することによって、対上段の攻略法がわかる。
スイスでは上段を取るのは1人だけやが、yasuが帰る日本では数多くの上段使いが居るやろ。
俺も自分は使わんが、上段の勉強をしていい経験になってる。
そやし、今回は俺の車が出せるし、一緒に行こうや。
寝袋を持ってって、Zürichの道場に泊まるから宿泊費も要らんし。」
「う、うん。」
 
覇気のない奴に見えたかもしれないが、ちょっと戸惑う。
先生は元ドイツのナショナルチームの大将。
自分の気持ちの弱さとともに、セミナーがドイツ語ならまたまたみんなに迷惑をかけるかも、
と思うから…。  
でももしかしたら、
自分のこの気の弱さを打破するのを考えて誘ってくれてるのかもしれないな、とも思った。

さて、どうするか…。