BLKC 148回目

今日、更衣室で着替えていると思わぬ人が登場。
MW。本当に久しぶりに会った。半年ぶりかなぁ。
開口一番、「yasu、温かいメッセージ有難うね」と言われる。
ずっと来ていなかったので心配してメールしたことに対しての返事。
本当に嬉しくなった。
 
ただ、全体の人数は少なく、11名。
道場の畳も全部は上げず、8割方のみ。ちょっと悲しいなと思う。
気温は20℃を超えてるし、プールが併設されている為に湿度が凄く高い。
分かっていることなので、しっかりと水分を摂ってから稽古に臨む。
 
基本稽古では左手の握り、手の内の問題を中心に行う。
これを意識した面打ちをしていたが、
オリヴィエから「1回1回、本当に斬るような気合いを込めよ」、と注意される。
その他、足捌きの問題。
暫く前から左踵の高さに非常に気をつけて稽古しているが、
今はそのtransition timeであるため、姿勢が不安定になりがち。
これは仕方がない。
この時期を過ごして、新しい姿勢に慣れないと次のステップに行けない。
地稽古を見ていたKFが
「左踵は以前の半分以下の高さまでに下がってきてるよ」と声をかけてくれているので、
何とか上手く進歩してはいるんだろう。
左踵の問題はKFも指摘してくれていたことなので、
僕が地稽古で姿勢に注意していることにも気がついているはずだ。

基本稽古が終わって「水分を摂るように。その後、面をつけての稽古!」と号令がかかる。
脱水のリスクについては一度経験して少しは理解しているので、水筒の水を飲む。
みんな水道に駆けていく。
 
面をつけてからの稽古は50分弱。
切り返し、基本打ち、攻め、応じ技の稽古等。
MWには出端篭手の稽古で当たった。
出端篭手は結構好きな方なのだが、いつもならできる機の起こりを捉えることができず、
フライングをしてばかり。
最後までダメだった。
気で押されてるのかなぁ、とも思った。
 
地稽古は数本。
NMとの地稽古が一番の収穫。
彼は大きいし力も強い。
気は弱いかな、と思うが、子供の頃から剣道をやってるので凄く目がいい。
だからいつもちょっとビビる。
今日はこのビビリを克服することを考えていた。
攻めてしっかりと面を打ち込む。
確かに彼はどちらかと言うと待ちの傾向にあり、上手く捌かれることが多い。
でも多分こちらの何かが違ったんだろう。
彼がしっかりと気合いを入れて僕に対峙してくれたのが分かった。
いろんなことをやった。
気を切らずに、突きや引き技なども行った。
10分程の地稽古、1本勝負の間、気を抜くこと無く稽古できた。
 
稽古後に畳を上げながら、NWと話す。
彼はとてもシャイで口数が少ない。
以前、英語で話しかけた時に一言二言で会話が途切れた。
けれど今日は彼から「ホントに良かったよ」と言ってきた。しかも英語で。
なんだ、英語ができるやん、と分かって、ホント地稽古のことをいろいろ話した。
彼も自分の性格のことが分かっており、声を出すのも苦手らしいが、
それを克服しようとしている。
また力が強いのがみんな知っているので、
中には「やりたくないなぁ」という気分が見える人も居るんだろう。
なかなか本気で掛っていく稽古できないこともありそうだ。
「次の稽古でも一緒にやろうな」とお互いに素直に言えたのは本当に嬉しいことだった。