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職場でのトラブルがあったのが先週の金曜。
当日出張していた者が数人あり、出勤してきた月曜に話を聞いて一様に驚く。
というか、欧米人の考えは須らく韓国人同僚に批判的。
韓国人同僚と詰めた話をしたのはやはり僕だけだったらしく、
直接聞けないということもあり、事情を僕に聞いてくる。
   
「ところで、yasuもそんな差別を感じたことがあるの?」
これも一様に聞かれる質問。
一瞬返答に困るが、本音を話す。
「やっぱりあるよ。街の中では勿論のこと、職場でも全く感じないことはない。
ここスイスの方がまだフランスよりも大分ましだけどね。」
ちょっと驚かれる。
これまでも何人かのアジア人が職場にいたが、全て日本人。
その中では一番そんな状況からは縁遠い者と考えられていただろう。
でも実情は異なる。
やっぱりマイノリティーであることを認識させられることがある。
  
で、ここでフランス人の女の子が取った行動が素晴らしかった。
職場のみんなにメールを回してくる。
「○○さんが今度退職すること、何人かの新しいメンバーの加入があったこと、
それをネタにして来週の昼にパーティを計画します。
個々人が3-4人分量の郷土料理を作ってきてください。
日程調整はdoodleでよろしく!」
○○さんの送別についてはあくまでもフリ。
職場の雰囲気を変えようとする彼女の心配りには頭が下がる。
年は若いが、周りのことをしっかりと見る事ができ、和を尊ぶ。
  
彼女のフォローアップに感謝!