BLKC 125回目

月曜はいろいろあって稽古に行けず。
SMS、電話、メールで、「どうしたんや?」問い合わされることが何件かあった。
1日休んだくらいで、と思うが友人は有難い。
  
で、中4日での稽古。久しぶりにOCと一緒に道場に向かう。
昇段審査の話を聞くが、イタリアでの多くの道場では先生の監督が厳しいのか、
先生が許可しないと受けられないケースが多いらしい。
当然と言えば当然なのだが、合否は個人の問題だし、欧米人は自己主張が強いから、
個人の裁量に委ねられる点が多いのかと思っていた。
  
道場に着いてNPと会う。
「今度2段を受けようと思ってるけど、オリヴィエに合格の可能性を尋ねて、
低いようだったら行かんとこうと思ってる」と言う。
彼はこの前の審査では落ちている。
各段位の審査の基準の問題があるだろうけれど、この前の審査を見ていた時に、
かなり厳しいやろな、と思っていた。結果は予想通り。
いろいろ話したが、彼の剣道に対する姿勢は自分とはかなり違うと思った。
なんか「剣道」の段位がメインになっているような感じ。
確かに、昇段審査の前になると審査を意識した地稽古をしてるな、とはいろんな人で感じた。
でもそれは審査1週間前頃だけ。
それ以外の時の地稽古はプレゼンテーションのようなものではなかった。
NPはそこのところが違う。
これまでの稽古でも幾分感じていたが、この姿勢では相容れなくて当然と思った。
少し前にCPも似たようなことを言っていたからあながち僕の勘違いではないだろう。
   
OCが今月末にイタリアに戻るので、最後の形の稽古をお願いする。
いろんな人とやりたいだろうから、3本目までと決めて行う。
3本目の打太刀が仕太刀の刀を物打の鎬で押さえる時の動きが大きすぎると指導される。
左右に広いらしい。
もっとコンパクトにやるように言われる。
一通り終わって、SFと形を稽古。7本目まで通す。
7本目の仕太刀の最後の立ちあがりの辺りでちょっと間違えたが一通り通した。
   
稽古はハードだった。
切り返し、追いこみ、等いつもの倍以上の打ち込みでは、休みなく打ちこむように言われる。
しかも、どんどんスピードを上げて行くよう指示される。
20分ほどでヘロヘロになっている。
その後技の稽古、地稽古、一本勝負に移る。
BF、NPとの地稽古では、応じ技についてもいろいろやってみた。
ただ返し胴、抜き胴ではどうも少し右足が前に出る癖が残っていて、綺麗に切れない。
近間での打ちになってしまっている。
NPとの最後の時に、こちらの剣先が中央にあるのに強引に前進してきて、
僕の剣先が面垂の横を抜けてNPの喉に当たってしまったのには参った。
空いてないやんか、と思う。ちょっと腹を立てたのは否めない。
 
CP。彼との地稽古はいつも面白い。
いろいろ考えさせられるのだが、1つはどうしてもまだクリアできない。
それは居着くこと。
ただ以前の居着き方とは変わっている。
タイミングをうまく外されて面を打ち込まれ、その対応ができない、という感じ。
今日もいい飛び込み面を2度食らった。
こちらもいろいろ技を出したが1,2度入った程度。
でもいい稽古だったと思う。
JML。以前はあまりやりたくないと思っていたが、最近はそうでもない。
コミカルに動くようなところがあるので、茶化されてるのかと思うのが理由だが、
それを除けば自分がどのように攻めていけばいいのかを考えるいいチャンス。
1本勝負では面抜き面で1本取られた。
   
出だしがしんどかったが、久しぶりの稽古で気持ちが晴れた。
土曜の深酒のことでいろんな人からからかわれたが、それもまた一興。