BLKC 116回目

ようやく2011年の初稽古に参加できた昨日。
稽古時間より少し早めに着くようにした。
COが合気道の稽古を見ていた。Zago先生の稽古には行けなかったらしい。
オリヴィエが来たので新年の挨拶をし、手の怪我のことを説明した。
「もうこれ以上、故障者を増やしたくないから、
畳を上げるのは止めること、
全ての稽古をするのではなく、選択すること、
途中で危ないと思ったら、竹刀を放り出してもいいから両手をしっかりかばうこと」
を申し渡される。
     
実際、今日の段階では、装具を外して仕事していたら
終了時には親指のMCP関節が発赤・腫脹してきていたから、
まだまだ治っていないのは明白
というか、動かすと炎症が再燃するという方が近いのか。
そんな状況なので、素振りさえ出来ればいいか、とは考えていた。
        
竹刀を握ってみると、
右親指はそんなに力をぎゅっと加えるようでも、曲げるようでもない様子。
素振りなどは出来るが、滑って若干鍔から外れやすくなるきらいがある。
面をつけてからも切り返しはなく、面打ちや足捌きの稽古からスタートしたので幸い。
足捌きでは、きちんと正面打ちをした後に、
打った者が方向をスッと変え、横に抜けるというものがあった。
これは自分が体得しないといけないもの。
もしかしたら自分の指の問題からオリヴィエが指示したのではないかとも思う。
多分そうだ。
      
その後は体当たり引き面など。
この時はオリヴィエから右手は後ろ手にするように言われる。
さらに元立ちだけをすることとなる。
    
剣先での攻め合いから打突部位を探って打ち込む稽古、
そしてそれに対する応じ技の稽古は一応させてもらったが、
相手は小手うちを禁じられる。
迷惑をかけているなぁと改めて思う。
       
そして地稽古に突入。
分かっていたことだが、「yasuは初心者の元立ち!」と大声で指示される。
従って、最後30分は初心者とマンツーマンで稽古。
面打ち、素振り、足運びなどを逐一説明しながら進める。
相手の全身を見る、という点ではよいが、やっぱり横でやっている地稽古が気になる。
       
稽古終了した後、オリヴィエから「大丈夫か?」と訊かれ、
思わず「地稽古できなくてつまらんかった」と言ってしまう。
「今日の稽古は地稽古よりもその前の稽古の方が大切やったんやぞ」と言われる。
その後も、更衣室で着替えていた時に、オリヴィエがいきなり左手を出してくる。
何? 握手か?と思っていたら左手の竹刀の握り、
そして左手の動かし方についての指導だった。
自分の故障を長引かせないために考えてくれているのに、
それに悪態をついてしまった自分を情けなく思った。
オリヴィエの手のぬくもりに自分を恥じた。