「堕落論」

大晦日からいろんなモノを食す。
それに対して運動量は低い。イケナイ傾向。
でも手も使えないからしようがない。

坂口安吾の「堕落論」を読む。
若い頃に妹が読んでおり、僕も何度かトライしていたがどうも肌に合わずに止めていたもの。
今回もすんなりと身体に入ってこなかった。
言いたいことは分かるし、内容も納得するところがある。
         
堕ちるのが人の常。その後で人は自分に向き合って生きていける。
そんな楽観性、人生賛歌、人間讃美がある。
ただ自分には明るすぎる。
逆ベクトルを向く太宰のデカダンな姿勢の方が落ちつく。
自然な感じ。
          
夕刻、妹夫婦が東京に帰る。
夕べも2人でいろいろ話をしたが、
兄弟で同業者で、言わなくても通じるところが多いのは有難いこと。