「晩年」

太宰治は30までに卒業するべきだと言われる。
僕はまだ卒業できてないだろう。
    
この前、仲間との飲み会で
「yasuって、子供好き?」と訊かれ、素直に「うんにゃ」と答えた。
「他人の子供はいいけど、自分の子供についてはnoかな」
そこからみんなの追求が始まった。
みんなの予想を完全に裏切っていたらしい。
だからといって、太宰の「道化」を気取った訳ではない。
気の置けない友人の中にいて心の中から素直に出てきた言葉。

その時に太宰のことを思い出した次第。
まだ卒業できていない自分。
これを卒業できないと次のステップには進めないかもしれぬ。
     
この休みにはもう一度「晩年」を読み直してみるか。