周りの人にささやかな贈り物をすることを大切にする生き方

ギプスをはめてからは親指が固定されているので痛みは全くないに等しい。
ただ全てが面倒だ。
料理をするにも包丁が握れないので、ほとんど押し切る様なカタチ。
シャワーも患部にビニール袋を巻いてぬれないようにして行う。
とても面倒臭いし、両手だったら完全にできる事が不完全にしかできないイライラ感は拭えない。
          
そんな事を思いながら昨日、今日と過ごしながら、ふと目にした光景。
朝4時。クリスマス休暇であるはずなのに外に光。
除雪作業車のライト。
昨日もそうだったが、今日も続けているようだ。
そんな光景を見ながら、この前に読んだ本の事を思い出した。
「自分の成功を求める生き方」と
「周りの人にささやかな贈り物をすることを大切にする生き方」。
除雪作業をする人が完全に後者に当てはまるとはいえない
(金銭の授受もある点で本人にも利益が与えられているし、
また個々人の状況は異なるからひとくくりにしてはいけない)。
ただ、その本に書かれていたのは、
近年、日本では前者を追い求め過ぎるあまり、
後者をないがしろにしているのではなかろうか、ということ。
日本だけかなぁ、とも思う。
自分の職場は国際的で、結構前者の意思表示がはっきりしている。
僕なんかはみんなの仕事のヘルプをすることも多く、後者への親和性もあるかなぁと思う。
どちらがいいとはいえないが、両方大切にしたいな、と思う。
これは理想的だし、優等生的な答えだろうけど。
    
とはいえ、スイスの除雪作業の方々には本当に頭が下がる。仕事も丁寧だし。
今日は一日家で仕事。
物書きを続けなきゃ。