BLKC 108回目

大幅に遅れて職場を出発。
明日この地を発つ同僚のpetit apèroが昼に予定されていたのだが、
いろいろあってどんどん時間が変更になり、結局開催されたのが17時15分となったため。
彼女とはStrasbourgからの付き合いで、
色々話もしたし一緒に遅くまで仕事をしたりしたから本当に寂しい。
皆からのプレゼントを見て涙したのを見て、もらい泣きした。
   
で、出発は18時10分。
18時半にはつけるかな、と思ったら、大渋滞に巻き込まれるし、駐車場はないし、
結局着替えて道場に着いたのは19時。
でも何かいつもと違う。まだ皆形の稽古をしている。
オリヴィエはMWにつきっきりで形の稽古をしている。
相手がおらず、手を痛めて指導に回っているATと共に子供ちゃんの指導をする。

10分ほどしたところで「面着け!」の合図。
切り返しを5本程した後、「地稽古!」と。
ED。
彼も前回のMW同様、今度の昇段審査に合わせた稽古法に変えている。
いつもより多種の技を使ってくるし、相手をコントロールするようにしているのが分かる。
CP。
稽古後に、「いい面とかもあるけど、打ちの回数が多い。
もっと相手を誘うことをしないといけない。」と言われたが、納得。
「相手の挙動にすぐ反応して、打ちに行くでしょ。
そこをもう少し我慢して、自分でも相手の癖とかを読みにいくことをするようにね」
今日が防具をつけて2回目の子供ちゃんとの地稽古。
打ち込み稽古が主たる稽古になった。
でも、それよりも次に当たったオリヴィエとの地稽古が面白かった。
切り返しでも一度当たっていたが、彼は今日は二刀を使っている。
初めて見る姿。道場でも二刀の人はいない。
切り返しでは一回目は普通の竹刀で、二回目は小刀でされた。
地稽古の時には、どう攻めたらいいか分からない。
ジリジリ下がってしまったり、隙をついて面に行く程度。
途中で、「籠手胴とか考えてみろ!」とか言われる。
で、右籠手ー逆胴をトライ。
逆胴は初めて地稽古でやったので、間合いは近かったし、その後の動きもぎこちない。
でも、「そうや!それでええ!」と言ってもらう。
その後、左籠手も狙ったりする。
籠手が有効に入っているのに、何とかの一つ覚えで「籠手胴」に続けたりして、
「打ちきれ!」と言われる。
こんなことを何度か続けて終了。
一回身体でもって経験をしておくと、次にはいろいろ考えられるようになるからよかった。
RP。
相面とかになるが、こちらの方がきちんと打ててて、
稽古中にも関わらず「面白いねぇ」と日本語で声をかけられたりする。
返し技として抜き胴や返し胴も試したが、不完全。
面、篭手がメインだった。
その後も地稽古を数本。
子供ちゃんや初心者相手もかなりあった。
最後にCPと1本勝負。
綺麗に面を決められて、負ける。
時間があったので勝負をさらに続けるが、時間切れ。
             
挨拶ではオリヴィエが
「今日は二刀を使ったが、そんな相手を前にして、
『どうしよう、どうしよう』と迷わず、しっかりと自分の剣道をしていくことが大切」
と。この時、チラチラと僕の方を見ていたのは勘違いではないだろう。