BLKC 97回目

稽古前にACとSFが昨年のスイス国内大会での好成績についてLausanne市から表彰される、
ということで表彰式に出向く。
100名以上のいろんなスポーツの成績優秀者が表彰されていく。
剣道は「武道」のカテゴリーのトップに入っていて、2人が表彰。
SFは今、Swiss allemandeに留学中なので欠席だったのは残念。
CG、AT、ACの彼氏、SBとともにお祝いする。
      
式の終了は午後7時過ぎだったので、あわてて防具を取りに家に戻り、道場へ。
雨が降っていて稽古に来ている人は少ない。15名いるかどうか。
オリヴィエは最近、数多くの素振りをさせようと目論んでいるようなのでちょっとビビるが、
普通の回数の素振り。
僕は重心の位置に注意して素振りをしているが、まだまだ甘い。
まだまだ右足に重心が乗ることが多いこと、左足の踵が浮いてしまうこと、それらに留意する。

面をつけてからの稽古は通常通り。
地稽古は、MFK、CO、SL、EGS、ED、NPらと行う。
左足親指にテーピングしているので、痛みは少しましで少しは動ける。
ただ今日の稽古では、剣先での攻め合いをオリヴィエが積極的に指導しており、
それを使うのだが、とても難しい。
      
地稽古の前に払いの稽古があり、
剣先での攻め合いを充分にやった後に払いをかけるように指導される。
その時にオリヴィエと当たったが、左手の握りを変化させないように言われる。
左手の位置の移動は上下をメインにするように心がけよ、と言われる。
これを右手と連動されるのだが、なかなか上手くいかない。
自分がやるとどうしても剣先が下に下がるような時ができて、その時が一番危険。
そしてオリヴィエにその時にサッと竹刀落としをされる。
これは練習。
この時に払い面をするが、「それが払いか?」と怒られる。
何回やってもダメ。苦笑される。
普段ならできる払いが、剣先の攻めを加えた途端にできなくなった。
そして、通常の払いだけでなく、テンションのかかったより強い払いを指導してくれたが、
これは非常に有効な気がする。
次に当たったKSは早速この技を使って払いをかけてきたが、本当に竹刀がはじかれ、
中心を空けさせられる。
              
地稽古では剣先の攻めを一生懸命にやるが、やっぱりできないんだよなぁ…。
で、地稽古自体はなかなかうまくいかなかった。
その後1本勝負。
EGS、TPと当たる。
EGSには出端籠手。面は捌かれた。
TPには面で一本取られたが、続けようとのことで続行。居着いたところで払い籠手。
最後にオリヴィエに当たる。
籠手を2回打つが、不充分。剣先を下げ、中心をしっかり攻め、面に挑んだところで、
オリヴィエが止める。
「策を考えたか?2回籠手を打って入らんかったやろ。
次、どうする?面か?これは俺が望んで、誘ったことそのものやな。
ちょっと違う方策を考えて、試合を作ってみ?」
で、再開。籠手を打った後に手首を返して面に持っていく。
オリヴィエに表で受けられた籠手で止まらずに次の技をかけたというところ。
一応首を縦に振られて終了。
稽古後に師匠に挨拶に行ったが、試合運びを考えるような1本勝負を心がけるように指導された。
まだ分からないことばかりだが、いい課題を戴いた。
これはずっと続いていく課題。
明日のジュネーブの出稽古からもこれをしっかり心に留めて稽古しようと思う。