RBLDOJO 29回目

今日バレースクールに行ってスタジオで防具をつけていると、オリヴィエがやってきて
「残念ながら今日は1年生だけ。大変やで」、と言ってくる。
かなり怯える。というのもここのところ、オリヴィエと素振りの話をしていて、
1000本素振りを考えているようだったから。
「恐れなくてええぞ。1年生も地稽古しているから・・・」
                     
基本稽古でも単純な素振りはそれほどなく、基本打ちと応じ技を稽古した。
応じ技の稽古では、何度もデモに使われるが、これはしようがない。
しばらくして、「面をつけ!」というオリヴィエの指示。
何人かのバレースクールの生徒はあからさまに嫌な顔をする。
僕でも気がつく位だからオリヴィエも当然気が付いている。
              
面をつけてからの稽古は基本稽古の復習が主。
そして最後に地稽古になる。
この時になって、オリヴィエが「yasu、俺の左隣に来い。ここで動くな」、と言う。
ずっと回り稽古をしており、オリヴィエだけが中央で固定だったのだが、
僕もオリヴィエの横にとどまって生徒の相手をしろ、ということだ。
この意味は後になって分かる。
1年生との地稽古であるので、基本的に相手に打たせる稽古になる。
でも打ち込み稽古や掛稽古ではない。
それを念頭において、稽古することになる。
中には返し技や払い技をかけてくる者もいて、ちょっと面食らったりもした。
自分があまり走りこまないだけ体力的にはかなり楽だったが、いろいろ考えることで疲れた。
               
稽古後の礼の後、オリヴィエが「今日、yasuに稽古をつけてもらった者はちゃんとyasuに挨拶するように」と言う。
数名の1年生が並び、挨拶をする。
そして胴紐の結び方ができていない生徒に指導する。
挨拶された時、とても気恥ずかしかった。挨拶を受けるなんて考えていなかった。
でもちょっと嬉しかったのも事実。