BLKC 94回目

大会明けの稽古。身体は疲れている。
でもapéroに備えて、仕事帰りにスーパーに寄り飲み物とつまみを購入して、道場へ。
やっぱり稽古人数は少ない。総勢12名。
でも嬉しいことにBernからKN先生が来た。昨日話していた通り。
絶対に掛らせてもらおうと心に決める。

「apéroをするから、通常の稽古は時間を短縮したものにする」とオリヴィエが言っていたが、
蓋を開けてみれば、いつもと同じ時間だった。
でも稽古内容は地稽古、1本勝負に重きを置いたもの。
地稽古ではSLとまず当たる。これが辛かった。
なぜかどんどん攻めてくる。殆ど掛稽古のよう。
こっちが攻め溜めを考えようか、と思っていても間髪無く打ち込んでくるから、
応じない訳にはいかない。
ヘロヘロになってしまう。最後には息が切れて動けなかった。
           
次がオリヴィエ。もう息が上がったまま。かかって行くが、足がついてこない。
手も変になっている。体勢もグチャグチャ。
いいところが全くない稽古になってしまった。
            
APS。まだ息が上がっているので、むやみに打ち込まない。
しっかり攻めること、相手の剣先を殺す、ということを一心に考える。
これがよかったようだ。何本か面を打ち込むことができた。
まだ剣先を殺す、ということは分からない。
でも後でAPSが「しっかり中心を取られて、攻められなかった。
以前の打ち方、攻め方と全然変わったね。
yasuを相手にして守って、でも次の手が出せなくなってるんよ。
最近は一緒に稽古するのが面白い
(って、以前は違うかったんかい! 
でも多分それは本当だと思う。相手にもならんかったということだろう)。
自分もまだ剣先を殺すのは分からない。一緒に勉強しよう」と言ってくれたように
やっぱり難しいことなんだと思う。
           
続いてKG。稽古できるのが嬉しい。地稽古というよりも試合稽古のようになっていた。
本当ならどんどん掛っていかないといけないのだけれど。
出端篭手は2回入ったかな。払い篭手は失敗。間合いの問題。
面はお互いに1,2本。
稽古後に「剣先で遊ぶことが無くなったな。迷いが消えたと思ったよ。
真っ直ぐしっかり打つようになったのは良くなった点。」
        
その後MKFやSeとも当たったが、足底が痛くてたまらず動けないので応じ技を中心に考えながらも、
頑張って打ち込みも行う。
           
その後、フリーの地稽古。
この時にちょうどIMの元立ちをしていて、なかなか地稽古に参入できない。
CGが気を利かしてくれて代ってくれたので、KN先生に掛らせてもらう。
先生もニコニコしていた。
しっかり攻めたつもりでも全然ダメ。打たせてもらえない。
仕方なく、払い篭手や出端篭手を出したら首を横に振られる。
「斜めになっているから?」と尋ねると、
「(かつぎのように)斜めに振りかぶってもいいけど、その後は真っ直ぐ打たないといけない」と。
今まで言われてきたこととちょっと違っているが、試合などではどうしてもそうなってしまう。
ただ打つ時に斜めに入るのはダメ。右手に力が入り過ぎということだろう。
左手で竹刀をコントロールするように心がけるとスパッ、と正しく篭手が入る。
首を縦に振られる。
最後に攻めこんでから面を打たせて頂き、終了。
途中で「yasuの面打ちの姿勢は…。」
「ゴメン、何て言ったの?」
「『(日本語で)ステキ』。でもたまに残心までの間に手が崩れることがあるから注意ね。」
彼女はかなり日本語ができる。
普段は英語で話しているが、日本語で「ステキ」と言われた時には思わず胸がドキドキした。
稽古後にKNに挨拶。
「yasuの試合の審判をしていて思ったんだけど、すごく進歩してるわよ。
まだまだ相手の剣をコントロールすることができてなくて危なっかしいところも多いけど、
それを勉強していけば、もっと強くなると思う。」
彼女は半年位前から僕の事を見てくれている。
バレースクールでの出稽古にも一緒に行ったし、可愛がってくれる先生(僕の方が多分年上だが)。
今回も一緒に稽古させて頂いて本当に有り難かった。
また続けて精進しようと思った。
               
着替えてapéro。道場内でワイワイと盛り上がる。
ホンマええ仲間達。
この仲間とまた一緒に試合に行けたらいいなぁ、と心から願う。