BLKC 93回目

いつもの如く、OCと道場に向かう。
車からはフランスサイドの雪を頂いたアルプスがくっきり見える。
ホンマに綺麗。
「綺麗やなぁ」と呟くと、彼女も相づちをうってくれる。
そしてクリスマスの話になる。
StrasbourgのMarché de Noëlにはもう一度行きたい。
去年この街のMarché de Noëlを経験したが、これにはがっかりした。
規模が違うし、全然趣もない。
今年は絶対このシーズンには一度は出かけたい。彼女にも勧めておいた。
     
稽古は形の練習から。
週末に有段者の昇段審査があるので、彼女と形の稽古をするのは止め、ATと行った。
6本目まで頑張ってみる。
でも2人とも経験が少ないので、僕の経験と知識をフルに利用してやってみた。
結果的には打太刀の一動作が抜けていたが、頭をフルに使って頑張っただけ、
力にはなったと思う。
オリヴィエから教えてもらった構えなど、きちんと思い出すことができたし。
        
オリヴィエが「月曜と同じような方法で稽古をするぞ!」と言う。
基本打ちの稽古をした後、まずは3本勝負。
月曜と同じような感じになる。
級者相手なら問題なく勝てる。
2段の若い人は手こずるが最低引き分け。
3段とは1本取られて負けるか、引き分けるか。
ただ、調子が悪い。いつもと同じ間合いにいるのだが、面が入らない。跳べない。
昨夜、左足底の厚くなってしまった胼胝を削ったのだが、やっぱり歩くと痛い。
体重がかからないように普段からちょっと内股になるように歩いていた。
勝負中もその部位がなるたけ伸展しないようにしてしまっている。
で、跳べない。
言い訳。
それに気づいて途中から方策を変える。面よりも篭手により集中することにした。
3本勝負の後は、1本勝負。
ここで、4段のMWやED、6段のオリヴィエとも当たる。
MWの時には早々に払い篭手を決める。時間があったので続ける。次も出端篭手。
でもこの方法はEDには通用しなかった。積極的に面を狙う。
彼の打つ本数は少ない。でも中心をしっかり取ったもの。
面を打たれた、と思った。で、「打たれました」と言ったが、首を横に振られた。
そこで時間切れ。引き分けで終える。
オリヴィエ。全然自分の構えができない。師匠との時には完全に心が舞い上がる。
打ち込み稽古のようになってしまう。
間合いも何もあったものじゃない。多分師匠は失笑しているだろう。
面、篭手色々連続で打たれた。
途中、篭手を打たれて合図をしたら、「違う!篭手の残心と違うやろ!」と怒られ、
続行することもあった。
師匠との時にはもっと心を落ち着けないといけない。
                 
稽古後、EGSに挨拶に行く。3本勝負で打たれまくり、全く打ち込めなかったことのお詫び。
息切れする程しんどかったが何もできなかった。
「自分の構えをしっかり取り、正しい姿勢を保つようにな。
どんどん打つのはちゃうぞ。そんなことをしているから息も上がる。
その辺りを考えてみ」と。
でも彼の打ちは速くて、タイミングが狂ってしまう。
出端篭手を何度も浴びたけど、その対策が未だ全く掴めない。
こっちの動きが読まれているのだが、どうしたらいいんだろう。
                
シャワーをしながらRPとも話す。
篭手よりも面を打ちたいけどなかなか打てないことを呟くと、
「篭手が姑息と思って恥じてるんでしょ。
でもyasuの篭手は月曜の払い篭手も今日の出端篭手もきちんと入っているよ。
ただ今日のは身体が固かったから反応が遅くて間合いが狭くなってたよね。
恥やと思う必要ないから、そのまま続け。
あれこれ悩むと打てんようになるよ」と励ましてくれる。有り難かった。
篭手は比較的好きな技だけど、自分的には面に劣る、と思っていたから。
        
でも今日は確かに腕が重かった。
2日稽古をしていなかったのに、何故か疲れが酷かった。
明日の稽古も大丈夫かなぁ。