BLKC 82回目

仕事が忙しく、COとの待ち合わせに2分遅れる。
車中でイタリア料理、ピザ、パスタ、ペストの作り方などについて話す。
ピザはナポリ、ペストはジェノバが最高らしい。
駐車場も難なく見つかり、道場到着は3分の遅刻で済む。
みんな形の稽古をしているのが見え、着替えて形の稽古に混ざる。
BFと稽古。彼の相手をしていて気になる所が何カ所かあったので説明してやり直す。
そうこうしていると周りにEGSやNPが来て見ている。
3本目の打立ちの時に彼らから注意が入った。
仕太刀の突きの受けが身体の前で行っている、とのこと。
自分では身体の横で受けていたつもりだったのだが、相手との距離の問題だろう、と考えた。
そこからドツボに嵌ってしまい、ギクシャクした動きになってしまった。
何度繰り返しても、そこで詰まるようになってしまう。
本当にドツボ。
「どうした〜、yasu!」とNPに言われるが、できなくなってしまった。
四苦八苦しているうちに時間切れ。
                                 

いつも通りの準備運動と素振りに続い手、面をつけての稽古。
切り返しの本数が多かったし、オリヴィエからの指摘も多かった。
早い切り返しの時に充分左腕が上がっているか、いつも気になる。
広背筋上部(と三角筋?)にテンションが加わるように心がけているが、
実際にできているのか甚だ疑問になってきた。
オリヴィエの切り返しなどの動きはいつ見ても本当に綺麗だと思う。
                                 

基本打ちの稽古の後に、やはり実践的な篭手や面に対する応じ技の稽古、
そして1本勝負を多く行った。
その場合には2人が勝負し、3人目が審判するというやり方。
何試合したかなぁ。級者相手では5勝1敗、3段に1勝、4段に1敗。
級者相手の負けは、初めから応じ技を考えるような「待ち剣」の心持ちの時。
抜き胴、あるいは返し胴を考えていて、面を取られた。
気持ちが劣勢だったか。3段との時は中心を取った面。
4段のMW相手には粘ったが、ちょっと居着いた所、息を継いだところで綺麗に面を取られた。
                                 

その後はフリー地稽古。
CO。彼女とやると稽古中にいろいろ指導してくれるので有り難い。
注意されたのは残心の不十分さ。1本勝負の時に審判になってくれた時があったが、
「1本」と言った後、「残心不十分だから今のはなし!」と言われたりしていたし、
その理由をきちんと説明してくれた。納得。
あと気合についても。
地稽古そのものでは、返し胴の打ち切りが少し甘い、ということで何度か練習。
1本勝負になり、面で1本取る。
LM。若いから動きが速い。でも面で1本。
最後の最後にオリヴィエと。時間が足らず、お互いに1本取れないまま終了した。
こちらの面や篭手は打突部位に充分入らなかったし、彼の篭手も胴も外れた。
簡単には打たれなかったが、途中、間合いが近くなりすぎることがあり、
非常に危険な状態の場面もあった。
                                 

稽古後、勝負についてオリヴィエからのコメントがあった。
「応じ技ばかりやるのは剣道ではない。ましてやブロック、防御ばかりやるのは論外。
きちんと自分から打っていくことを心がけること」と。
僕もそう思う。
自分からは殆ど打ってこず、竹刀でブロックばかりされることが時々ある。
その時の対処法についてオリヴィエに一度相談したことがあったけど、
それは今の僕の技量ではできない。
でもやっぱり試さないといけないだろうなぁ。
今のところは、ちょっと姑息にフェイントをかけたりすることで対処してるけど、
あまり気分は良くないから…。
                                            
稽古後、AC、CO、APS、KFとピッツェリアへ飲みに行く。
汗をかきまくっていたのでビールがうまい。
剣道の話を肴にビール3杯、ピザ(Mino Palma)を食べる。
ここのおっちゃんのピザは本当に旨い。
みんな来月の昇段審査を受けにスイス大会に行くらしい。
やっぱり4段は一つの壁らしい。
あと昇段審査のためにオランダやイタリアへ行かないと行けない苦労はあるようだ。
オリヴィエなんて車で7,8時間かけてイタリアでの審査に行ったらしいし…。
日本の方がやっぱり便利だよな。