BLKC 72回目

人数が少ない。10名ちょっとしかいない。
全くの初心者1名、初心者1名、その次がもう僕。
3段以上が5名、というアンバランスな状況での稽古。でもそれが幸いした。
人数が少ないため、地稽古は上の先生方にばかり当たる。
しかも時間があるため、地稽古中にも課題をもらったり、丁寧に指導を受けられた。
特に、EGSやASPから。
中心を取っているのはいいことなのだろうが、それだけにとどまっているのだろう。
稽古中にはあまり理解できていなかったのだが、後で反芻してみると、
「相手のミスをどのようにして誘うか」ということを2人とも説明してくれていたように思う。
ちょっとしたコツをEGSから教えてもらう。
でもそのためには足を使わないといけない。
最近、自分の足捌きで悩んでいたのも見抜かれているよう。
前後一辺倒の自分の足捌きから離脱しないといけない。
ASPにはスピードのことと、相手との駆け引きの事を言われた。
こちらはまだまだ理解できていない。
最後の1本勝負の時に放った、攻めの後少し溜めを作った面は良かったようだ。
それ以外は「私だったら全部突きが入ってるわよ。」と言われる始末。
RPとの稽古後、僕の攻めの時の癖を指摘された。
これはEDにも言われて矯正している最中のモノなのだが、まだまだ不十分なよう。
でも、良く見てるな、と思った。というか、みんなには明らかなんだろうな。
SKとはもうちょっと気楽に稽古。
タイミングをずらされて面を打たれたが、これは僕も学ばねばならないこと。
同じリズムになりがちなので、それを崩すのが必要。
逆に彼の癖がちょっと分かったので、少し開いた胴を打ったら、ちょっと驚かれた。
一人一人との時間が長かったが、いつもほどヘロヘロにならなかった。
全体の稽古後に、攻めについてRPと話していたら、オリヴィエが、
「ヨーロッパでは『攻め』といったら前に身体を出していくことしか考えてない。
でも本当は相手にプレッシャーを与えるということもあるんよね。
どうしてもカルチャー・ギャップがあるから、理解できないところができるんよ。
同じように『礼儀』についても絶対に理解はできないと思うよ」と。
そんなもんかな、とも思い、またオリヴィエが言うんだから、
やっぱりそうなんだろう、とも思う。
文化背景の違いはいかんともし難いよね、やっぱり。