3本目の矢

「また一つ大きななくしものをした」「慌ただしい変化」と記したエントリーの続き。

日本の動静が分からなかったため、3本の矢を射て反応をみた。
リスキーと考えていた2本の矢の反応は予想外に温かく、胸がジンとした。
3本目は例のかつての同僚。
幾ばくかの淡い期待を抱き、本当に腹を割って、自分の状況、正直な気持ちを素直に伝えた。
言葉はオブラートに包まれてはいたが、真意は「勝手にすれば?」という返事だった。
仲介することすら迷惑だったのかも知れぬ。
返事をくれただけ有難かったと考えねばならないのか。
まだ以前と同じような温もりを、ほんの少しでも期待した自分が我侭だったのかも知れぬ。
でも、あっさり拒絶された。
カワされた。
自分が最悪と描いていた状況はまだまだ甘かったようだ。
代償は意外に大きかった。
      
これでいくつかの道は絶たれた。
あとは自分が矢面に立って直接戦うことになる。
物事がよりシンプルになっただけだ。
それだけのこと。
      
でも「喪失」を再度眼前に突きつけられ、凝視を迫られた形になった。
賭けをしなければ、淡い期待を抱かねば、こんな現実をみなくてすんだのかもしれない。
今はまだ凝視できない。
凝視したくない。