剣道の目標

7月2日〜5日、イギリス、ロンドンを旅した。旅が目的ではなく。剣道することが目的。
昔剣士さんと一緒にチャリティー剣道、剣道の稽古を楽しむ。
実現するなんてびっくりした。
いろんな剣道家と出会い、みんなそれぞれの社会状況、健康状態、等々でstruggleしていることが分かった。でも後ろ向きではない。前向きにstruggleしている。
それが頼もしく、さらに僕も勇気づけられた。
ただやはり考えないといけない問題にも直面。
剣道の目標。
剣道は競技。試合があり、勝たねばならない。
その一方、武芸、武道の側面もある。
両者は相容れる部分もあるだろうが、完全には重ならない。
剣道家についても同様。
子供の頃から剣道に親しみ、試合を多く経験してきている者は
武道としての剣道とともに、試合剣道にも通じている。
果たしてリバ剣組、あるいは大人になって始めた遅剣組はどうか。
試合経験も少なく、身体には試合の精神が備わっていない。
しかも体力が若者より格段に劣る。
これらにとっては武道としての剣道の習得が目標になるのは当然だが、
試合があるからには「勝ちたい」という欲求が生じるのは当然の理。
この2つをどのようにすり合わせて行くのか。                

オリヴィエに言えば「目先の結果に捉われるな」という言葉で一喝されるに違いない。
「剣道を楽しめ」とも言われるだろう。他人との勝負にはこだわらない。
自分との戦い、自分が満足できる剣道をせよ、と説くだろう。

落とし所を見つけられず、ジレンマに陥っている自分がいる。
見つけられれば、多分視界が変わるはずだ。