BLKC 50回目

タイトルを書いて気づいたが、50回目だったんだ。
イベントの分も含んでたりするので正確ではないが、やっぱり一区切りの感じはする。
リバ剣7ヶ月目。師匠は「変化している」というが実感はない。
スタミナは若干増えた。体重は変わらないものの脂肪が落ちて体型が変化。
でもアバラが見えるのはかっこ良くない。
今週から昼、夕は1合飯を食らうことにしたが、果たして効果は出るのか?

今日の稽古はいつになく目的意識がハッキリしていた。
始めの30分、いつもは形の稽古に費やす時間を素振りに充てる。
打ちと左足のシンクロニシティーに重点を置いて素振りを行う。
今までよりほんの少し左足を進めるのを早目に行う。
右足も少し早目にした方がいいのかも、と思う。
結果、腰がしっかり入り、前に進みやすくなったのを確認!
自然に腰から前に出るようになる。
これをしっかり身体に叩っこむように素振りを繰り返す。
次に踏み込み・打ち込みをトライ。
同じようにするのだが、右足の踏み込みと打ちが合う。でも左足に注意すると打ちが遅れる。
四苦八苦。悪戦苦闘。
そうこうしていると師匠から非情にも
「yasu、初心者2人を見たれ!」との声がかかる。
自主トレは中断して今日初めての初心者の指導に当たる。
言葉もままならないのに、とも思うが、英語が分かる学生さんなので、
英語と片言フラ語で説明。
自分の素振りの復習にもなるし好都合。
でもやっぱり初心者の素振りを見ているといっぱい直すべきところがあるな、と改めて思う。
多分、経験をどんどん積んでもエンドレスに問題は見つかるんだろうな、とも思った。

今日の稽古では掛稽古がメインの一つとなった。
有段者が元立ち、3人がélèves(生徒)という組み合わせ。
これに初心者が混じるので1組5,6名。2回の掛稽古をすることができた。
師匠が僕の元立ちに当たった。
掛稽古だがなかなか入らせてもらえない。捌かれてばかり。
途中で「腕や、腕をちゃんと伸ばせ!あと、右の握りが甘い!」と注意される。
またまた凹んだ。まだこんな基本的なところに問題があるんか、と。
地稽古はいつも通り。
ちょっと気になるのは有段者SKとの時。彼があまり打ってこない。
こちらも返しなどをトライしているが、手数は少ない。
僕は手数が多い。多分待てないから。
もしかして自分勝手な稽古をしているんじゃないか、とちょっと考えてしまう。
級者との時にはともに手数が多いので考える必要はないのだが・・。

稽古後は合気剣道が道場を使うこともあり、師匠との稽古後の挨拶・講評は行えず。
シャワー後着替えていると師匠が帰ってきて、話をする機会を得る。
「右手の握りが甘くて、打突後にずれとる。早急にそれを直さなアカン。
竹刀のコントロールが出来てなくて、相手への衝撃が強くなってしまう。
これさえ注意すればええ。動きのタイミングとかは問題ないと思う。
素振りの時の打ちと左足のシンクロニシティーの理解は合っとる。
歩く時の重心移動にも当てはまることやからそれも考えてみ。
数週間後にどうなってるか、楽しみやな。」

今回の問題は師匠が以前から言っていたこと。
ようやく師匠の言っていたことが把握できた、と思った瞬間だった。
それを言うと、
「俺もな、『溜めと攻め』の問題で長年悩んどったのよ。
3年前にようやく『これかぁ』ってわかったんやけど、
考えてみると、実は19年前に受けたセミナーでそのことを聞いてたんよね。
だから理解・体得するまでに16年かかった、ちゅうことになる。
同じことや。だから、これからもずっと考え続けることを止めたらアカンぞ!
考えとったらいつかどこかで、ハタと思い当たる時が来るから・・・」
と。
問題はどんどん出てくるが、今日はそれでも晴れ晴れとした気持ちになった。