BLKC 48回目(Stage 2日目)

2日目も終了、完遂した!これが何より嬉しい。
寝不足とか、足のマメとか、ネガティブな要因を考えるとキリがなく、
休む、中断する言い訳はいっぱいできる。
今回の目標の1つは完遂だったので、達成できてよかった。

今日は9時スタート。
師匠がバレースクールでデモをするというので時間が大幅に変更される。
今日はスイス剣道連盟のプレジデントのItoh先生(7段)とベルンの剣聖会のKatja先生(6段)が来られている。
Katja先生とは稽古中に横に並んだ時に「久しぶり」、と挨拶する。
以前稽古をつけてもらったことがあったので、今日も楽しみにしていたが、
最後の3人の先生への面打ちの時に掛かれただけ。残念。

今日も師匠が仕切るが何故かドイツ語がほぼ8割。Itoh先生との関係からかもしれない。
基本稽古と地稽古という2本柱は昨日と同様。
級者の方の基本稽古ではItoh先生が構えから指導し始める。
残念ながらドイツ語であり、有段者の声でかき消されてしまい、聞き取れない。
でも一人ひとり丁寧に見られているようだった。
午前の最後30分は地稽古。
級者同士で半分の時間を費やす。ベルンやバーゼルの方にお願いした。
うちの道場では級者の若者(男)は少ないので、とてもいい経験。
スピードが速いので、その分出端籠手などの技で応酬。
その後、EGSがやって来て地稽古することに。金曜にふがいない稽古をして失礼した相手。
10分ほどの地稽古だったが、掛稽古の要素も多く、やはり結構走らされる。
最後の方でどうしてもスタミナが切れてしまう。
でも、今回はその後でも、気合いで自分をリフトアップ。
これは大きな変化。スタミナ切れ後も何本も打ちこみした。

昼からの地稽古ではBernのUhlmann先生とItoh先生にお願いする。
Itoh先生の時には日本語で指導の声が出るので有難かった。
遠間から面を打つが不充分、「もうちょっとでしたね」と言いながら微笑まれる。
出端籠手、払い小手や面も打たせていただく。
今回の地稽古で、EGS、Itoh先生、Uhlmann先生に共通して言われたのは、
「不充分な残心」。
当たっていても残心が足りず(特に小手)、有効とされにくい。勿体ない、と言われた。

有段者相手の時には気圧される感じで弱気な自分が顔を出しそうになるのが常なのだが、
今日は礼をし、始まった瞬間スーッとそれが消えて行った。これはちょっとびっくり。
その他ベルンやバーゼルからの級者からの誘いで何本か地稽古。

最後に師匠、Itoh先生、Katja先生の3人に全員が連続で面打ちしていく。
先生がOKを出せば次に移れる、というもの。
残心を気にしすぎたか、打突後に手許が上がることがあったよう。
見ていたEGSが「腰の移動が足らんからや」、と説明してくれた。

2日に亘る10時間の稽古が終了。
稽古内容は普段の稽古と結構似ていたが、やはり他道場の人と剣を交えたことは楽しかった。
でも一番の収穫は完遂できたこと。途中しんどいなと思い、地稽古の時も休みを入れそうになった。でも連続して次の相手を探した。最後の方は気力が大きかった。
気合いの伴った稽古が少しはできたと思う。
少なくとも精神面では自分自身でもかなり変わったと思う。
同様の事は道場仲間も言っていた。
でもそれもこれも仲間がそこにいたからなんよね。俺だけやない、しんどいんは、と思い続けられた。みんなのおかげ。
有難う!
でも疲れたーっ!