UNILDOJO 4回目

寒い!−10度(以下)!
昨日バカンスから帰って来たボスの機嫌もよく、皆一安心。「ボスはもっとバカンスが必要ね」と中国人の子が言ってたっけ。昼休みも取らずに仕事を続ける。夕方職場絡みの道場に向かう。
来ていたのは4人+先週のbeginnerさんだけ。急いで着替え垂れをつけ、加わる。エリックの指導の下、足さばきの稽古。踏み込みとか、基本の足捌きだが、誰かが言っていたように欧米人はこれが苦手らしい。オリヴィエやエリックのような熟練者はきれいな足捌きだが、初心者や有段者でもなかなか難しいよう。かく言う自分も左踵が上がってしまうことが多い。今日もエリックに指摘された。オリヴィエが「跳んでいる」と指摘しているのはそれ。体重のかけ方が一番の問題ということで、いつもよりも前のめりにならないように姿勢を正して重心を後ろ足(左足)によりかけるようにする。左踵は若干浮く程度。送り足の際に跳ばないように左つま先はが常に床に着いているように心がける。かなり近くなったかも、と思っているのだが、鏡がなく自分では見れなかったので分からない。また、引き面の際の足捌きをエリック相手に行う。この前のバレースクールでの稽古以来何度か練習しているが、イマイチ要領を得ない。エリックから「左足を少し引いてから、右足で踏み込むように」と。左足で踏み込もうとしたりする癖があり、それがトラブルの元だった。力強い踏み込みは難しいが、少しましに。この前に左足をしっかり引くようにしないと転倒の危険あり、とオリヴィエに指摘されたのは左足2歩目のことか?これは次回オリヴィエに尋ねることにする。
送り足の稽古では、「papillonのように」両手を前で打ちながら前に進む稽古をしたが、これは正しい姿勢を保ちながら送り足を行ううえでは良かったように思う。
続いて木刀を用いて、払いの稽古。2段階の払いも行ったが、1回目の払いの後の相手の木刀の動きをしっかり捉えて打突場所を変える(2回目の払いが必要か、そのまま打てるか)のが大切。ジャン・マーク相手の稽古であったが、1段階ー2段階の払いのタイミングがおかしくなるようで、ダメ出しを何度も食らう。きちんと見て次の動作を考えているか否かをチェックしているんだと思う。
防具をつけて、何種類かの"Petit MEN (小さい面)"打ちを行う。剣先で制しながらそのまま打ち込んだり、払ってから打ち込んだり。
払い、出端小手の稽古も。今日は出端小手がうまくいかない。相手の鍔に当たることが多く、有効打にならない。タイミング、方向がおかしいようだが、稽古中にはリカバリーできなかった。
その後地稽古ー1本試合。1本目がジャン・マークと。地稽古から1本試合に移る辺りでほぼ同時に両目に睫毛が入るアクシデント。涙がボロボロ出て目が開けられない。立ち尽くすような状況になってしまう。「まだまだぁ〜」とジャン・マークは叫ぶが、動けない。打ち込まれて終了。しばらくして目の症状は取れ、稽古を続けることができた。ニコラやイザベラとの時にはまた最近の返し技を幾つか練習。1本試合でも使ってみたが一部成功。
稽古後ジャン・マークに謝ったが、気分悪かっただろうな。
あと、礼の際の手のつき方の間違いをエリックに指摘される。左右同時につけるようにせよ、とのこと。どうしても左ー右の順序で手を床につけてしまう。エリック曰く、「戦の時の作法では、左手をついている時に右手に短刀を握ることがあるので、左ー右の順で手をつくが、平和な時代になったので今は両手を同時につく」とのこと。「ずっと左ー右としていた」というと笑われた。基本の作法も点検しないとあかんなぁと思った。