BLKC 21回目-2

午後9時頃までの少しの間、切り返しを数回行った。9時からは地稽古をすることになった。いつもより早いスタートでちょっとびっくりしたため時計を見た次第。1時間弱は地稽古や1本勝負などになるということであり、体力が持つかどうか心配した。
実際には一人当たり技の稽古をした後に地稽古をするというものであったため、息を整える時間も十分にあった。連続技である「籠手ー面ー胴ー面」をゆっくり、および速く行う、というのが新しくやったことの1つ。元立ちの方は下がって適当な間合いを取るようにすると思っていたので、自分が打ち込む時に足の運びもそれに合わせるようにしていたが、最後の「胴ー面」で合間が非常に近くなり打ち込めなくなった。特に早打ちになった時。単純に考えれば自分の足の動きが大きいということだけなのだが、やっている最中には気がつかない。エマニュエルと当たった時にそれを指摘された。「殆ど動かないに近いが、合間を確認しながら合わせる」様な感じ。また元立ちの時に、各技を防御するようにすることもしたが、最後の胴ー面では竹刀がついていかなかった。あと「突き」のように相手を制して面を打つ、というのも新しくやったことの1つ。これはやりやすかった。ただ剣先が相手に非常に近づく、すなわち間合いも近くなるので、気で相手を制することが必要になるのかな。
それぞれと地稽古。トータルで10人程度と当たったように思う。BJと当たった時には自分でも気が付いていたのだが、打ち込みが雑になっていた。彼からフランス語で「悪い打突を何本もするよりも良い1本をするように」と言われた(交代の少しの時間にとても早口で言われたので定かではない)。地稽古では自分からかかっていこうとしながらも、剣先争いをして中心を取って打ち込む、慌てない、ことも考えていたら、打ち込みが遅くなることが多く、出端籠手や刷り上げ面などを用いることが多かった。時間も少ないのであまり待たない方がいいのかもしれない。オリヴィエが「地稽古ではsensationを重視」、と言っていたのであまり技にこだわらない方がいいのかも。
最後の3−4人とは「地稽古ー1本勝負」となる。「フルフェイス髭のバリトンボイス」の方、グニエルモ、エリックと1本勝負。グニエルモ、エリックとの時にはなかなか一足一刀の間に入れない。遠間から打ち込むことが多い。これは以前からずっと思っていること。終わってからグニエルモに聞く。「一足一刀の間の時に左肘を軽く伸展させれば、思ったほど近間に感じずに間合いを保てるかも」と。確かに左肘の問題も常日頃考えること。構えの状態で左肘を完全に伸展させるのでいいのかなぁ。これも課題。でも彼に「籠手、しっかり入ってたで」と言われ、ちょっと嬉しかった。
終了後にオリヴィエと少し話す。「バスケのようやろ」、とスピーディーな技の事を評して言う。「自分は一つ一つの動作がまだ不完全なので、スピードは二の次」と答えると、「正しく打てばスピードは自然とついてくる」、と言ってちょっと笑われた。あと「フランス語がわからなかったら、途中でも「英語で訳して」といっていいよ」と。「殆どの人が英語が分かるし、いつもフランス語で説明していると、「またか」と思って聞き流す人もいる。でも2つの言語を用いるとコンセプトを把握しやすくなる。これは他の人にとってもいい」と。英語がメインのマットが「下手な」フランス語で説明すると新鮮味、今までと違った視点を感じることができるそうだ。ネガティブ発言が続いていたので、ちょっとリフトアップしてくれたのかも。でも全体稽古中に「英語でお願いします」とは言えないなぁ・・・。