絵本

今日はクリスマスで祝日だったが、午前中は今年最後の仕事のため職場に向かう。さすがにクリスマス。車はほとんど走っておらず、15分位かかるところが10分程で仕事場に到着。さすがにセキュリティの人が8時半頃にIDカードのチェックのために来たが、それ以外は誰とも会わず。静かに一人で仕事納めを済ませた。

昨日は甥っ子へのプレゼントを探しに街に出ていた。本が好きらしいのでいろんな絵本を見ていたが、気になったものがいくつかあった。でもこれは甥っ子にはまだまだ早い。スイスの本屋で買うと高いので、休み明けにでもAmazon.frで買うことにしよう(税の関係でスイス向けにはCDや本がフランス向けよりも安く購入できる利点があるため)。

  • Le livre noir des couleurs

本当に「黒い本」。左のページに色の説明が白の文字で書かれ、点字でも同様に記されている。右のページにその描写を紙面の凹凸で表現している。この本を手に取った瞬間鳥肌が立った。目の不自由な人がどのように色を理解するのか、このような本が手助けになっているのか、僕にはわからない。でも「色」のない世界で「色」の概念を構築しようとstruggleする人々の情景が目に浮かんだ。ページ数は少ないが、丁寧な本の作り。子供向けではない「絵」本。

  • Un jour, un chien

これは日本でも「アンジュール」というタイトルでも出版されているようだが(amazon.jpでは今は入手困難)、文章がない全くの絵本。Gabrielle Vincentのストーリーとデッサンはあまりにも切なく息が苦しくなる程。本屋での立読みは非常に危険。じっくり相対さないといけない絵本。

両方ともクリスマスにはあまり適さない絵本だが、いい本だ。