Donald Fagen - I.G.Y.

今日、この曲のカバーを聴いた。
上手いのだが、やっぱりバックの音の違いが凄く気になって、
じゃあどこが違うんだろう、と思い、改めて聞き直す。
 
30年前の曲である事が判明。
この曲は万人の受けがいい。
一般的にはそういった曲は飽きられやすいが、
自分にとっては今なおもって好きなアルバムの一つだ。
8曲しかないし、時間もとても短い。
でも凄く緻密に作られているのが分かる。
 
改めて聞き直すと、その辺りに秘密があった。
そう、音の立ち方が強烈なのだ。
今日の録音技術、機械ならそんなところは簡単にクリアできる問題のはず。
それなのに、30年前の音の方がエッジがスパッと立った凄い演奏になっている。
 
YouTubeの音源ではよく分からない。
CDなどで聴くとその辺りがよく分かる。
 
だからこの曲のライブバージョンはかなりガッカリする。
全てがパシッとはまる、そういったところが無くなるから…。
 
生音も大好きだし、演奏中に起こる化学反応も好きだが、
こういった録音モノも大好きだ。

過去のアルバムに目を向けてばかりいるのは年取ったせいかなぁ。