BLKC 181回目

今日は稽古に行けないかなぁ、と考えていた。
アメリカとの時差を考えると、多分19時か20時には結論が出るだろう、と判断して、
携帯を肌身離さずに持っていたが、20時まで鳴らない。
何かあったらボスから連絡が来るはず。そう考えていたのだが…。
 
待つばかりではしようがない、稽古しようと思い、20時には道場にいた。
オリヴィエは腕を痛めたらしくて、欠席。EGSとCPが稽古を取り仕切る。
切り返しも数セットあるし、基本稽古も数多く行う。
その後、相手を引き出す稽古を行う。
ちょうどその時に級者の人とやっていたが、あまり上手くいかなかったし、
級者の人もきちんと考えて誘ってきてないなぁ、と思った。
そんな稽古をして1時間20分経過。
「5分休憩して地稽古開始!」とCPが号令をかける。
休憩を取るのなんて珍しいなぁ、と思ったが、電話も気になったので面を外す。
おおっ!20時40分に電話が入っているではないか。
見知らぬ番号だが、多分ボスだろう。
折り返しかけると、果たしてボス。
「まだやらないといけないことがあるが、いいニュースだ。おめでとう!」
あっ、地稽古が始まりそう。
竹刀の擦れ合う音が聞こえた、
危ない、道場の竹刀の音が聞こえてはいけないので、道路まで出て話す。
ボスの奥さんからも祝福された。
 
道場に戻ると、1本地稽古を終え僕のにやけた顔に気づいたJDMが右腕でよっしゃーのポーズを取る。
稽古前に着替えながら今日のことを話していたので、状況をよく理解してくれていたのだ。
その後も顔はにやけっ放し。
よっしゃーやるでぇ!
今までの疲れは吹っ飛んでしまって、思い切って地稽古できる。
AC(3段)。
肩の力を抜くことに専念。でも引き出される。
足を使って攻めるようにし、provocationを試す。
面が1本入ったかどうか。
でも最後の方で居着いた所をスコーンと面を浴びた。綺麗な面1本。
稽古後に「中心を取るのが甘くなっていた時があったから面を打った。
でも攻めているのがよく分かった。こっちも動かされた。」
そう、こちらの攻めに反応してACの手元、剣先が何度か上がった。
その機を上手く使うことはなかなか出来なかったけど、
最近考えていたprovocationがようやくちょっと出来始めた感じ。
 
次はC(3段)。
自分よりも上背がある。今まで2回程しか当たってないのであまり状況は分からない。
でも開始10秒程度でちょっと読めた。
まずは小手抜き面。その後は出端面。抜き胴。
技の起こりが分かりやすいので仕掛けたら後は楽。
こちらからも攻めて面や跳び込み胴を打ったりする。
1本も取られなかったと思う。
 
続いてCS(1級)。
待ち剣。攻めて面や胴。
引き出して出端面、出端篭手。合い小手面は中途半端になった。
出端技を数本連続してやったら、CSの待ち剣が更に酷くなってしまったので反省。
 
ここからは1本勝負。
MKF。
基本稽古の時から、不用意に間合いに入ってきたりするのが分かっていた。
抜き面。でもちょっと浅かったので、続行することとした。
その後は取れずに終了。
APS。
初太刀の面はブロックされる。
小手擦り上げ面のような感じの面で決める。決めたはず。
でもまだ打ってくる。???   勝負続行。
その後は1本が取れなかった。
終了際、「ゴメンね、続けて」と言われたので、やっぱり面が入っていたことを再認識。
最後はSL。
最近元気がない。
基本稽古で当たった時にも打ち切らないし、気合いも入っていなかった。
確かに竹刀がきちんとコントロールできていないので、
打たれると痛いし、打突部位が良くてもその後の処理が悪くて変な所を刺されたりする。
そんなことを皆から指摘されているのを知っている。
でも同じ頃に道場に入った仲間で、心根も優しい。
だから一緒に続けたいし、凹まないで欲しいな、と思う。
でも1本勝負の時には頑張っていたと思う。
やっぱり右手の力が強いし、打突部位も合ってない。
よくブロックするので、面のブロックに合わせて胴を打込んだら残念がってた。
 
最後に切り返しをして終了。
畳を上げた後、防具を片付け始めているEGSが「yasu、どうしたんや?」と尋ねたので、
いいニュースの話をする。
皆それを聞いていて、"Félicitations !" "Bravo !"、等と声をかけてくれる。
職場の仲間よりも剣道の仲間の方が先にこの情報で祝福してくれるのは何か変な感じもするが、
まあええやろ。
「yasuがず〜っとニコニコしているのは何か変やなぁ」とCPがからかってくるが、
本当にそうだと思う。
 
さあて、これから1週間忙しくなる。
来週は出張で、その直後に試合。
Lausanneの仲間でのチーム戦と個人戦。
去年は1勝も出来なかったけど、今年は!