BLKC 128回目

風邪の調子が悪い。
鼻水は出まくるし、痰の絡んだ咳は止まらない。
できる所までやればいいかと思い、稽古に出向く。
自分の目標としては、体調の悪いときだけに、バタバタせずに落ち着いて地稽古すること。
道場に着くと、無級者とCP、EGSが居た。
Filzbachのことなどについてちょっと話した後、道場にてATと形の稽古をする。
「長いこと休んでたから忘れてるわ」と言っていたが、6本目までを行う。
6本目のところで詰まる。なかなかうまくすり上げ篭手を打って貰えない。
いろいろ説明をするが2挙動になってしまう。
1挙動の説明をするがダメ。遂にオリヴィエが割って入ってくるが、なかなかできない。
結局6本目まで打太刀をしただけで終了。
  
準備運動からオリヴィエが指揮をとり、続いて足運びの稽古。
いつものことだが、意識をすると余計に足運びが難しく感じる。
しかも足がだるいのもそれを悪化させている。
踏み込みが甘いなぁと思う。

素振りも左手に注意して行う。
今日は有段者が少ないので基本稽古に力を入れんねんな、と思いながら稽古する。
左手の握りについてはかなり良くなったと思うし、
素振りで背筋をよく使うようになってきている。
ただ打った後の左手の押しはまだ弱いと思う。
1000本素振りでも腕が疲れたというよりも握りが辛かった方が大きかった、と思う。
オリヴィエのようなカッコイイ切れのある素振りができればいいのだけれど。
 
面をつけてからは足運びを考えながらの面打ち、切り返し、基本打ちの稽古。
切り返しでは無級者に当たるが、かなり厳しい。
打ち方も足運びも、また元立ちの受け方もできていない。
時間がなかったので説明できなかったが、彼は少なくとも半年はやっているはず。
3ヶ月前から始めた学生さんの方が上手い。うーん、悩んでしまう。
  
地稽古。
無級者の人と当たることも多かった。
彼らには指導稽古。
真っ直ぐ打ってくればいいのに、竹刀を払ったり、張ったり、そんなことをよく行う。
しっかりと攻めればいいのになぁと思う。
  
CP。彼も風邪を引いていて、あまり調子はよくなさそう。
だからいつも程、キレはなかった。
飛び込んで面を打ってきたりしたが抜き胴を返したり、
逆に攻めて、居着いた所に面を打ったり、出端篭手をしたり、
結構いろいろした。
一度、胴を打たせてくれようとしたのか、大きな面を打ってきたが、
タイミングを外したため、近間になってしまって正しい胴が打てなかった。
全体的には悪くなかったと思う。
オリヴィエ。
久しぶり。
後で考えると攻めが甘かったとは思うが、一度は面が入ったはず。
面を食らったりしたが、一度返し胴を返した後、
「その胴はええタイミング!」と言われた。
頭が朦朧としていたので、ちょっと反応できなかった。
出端篭手も一度は入ったかな。
すり上げ技を何度かトライしようとするが、上手く行かなかった。
EGS。
いつも通りどんどん打ってくる。
今日はある程度返し技をメインにする。
抜き胴、出端篭手、返し胴、小手抜き面は成功。
抜き面はダメ。すり上げ技もダメ。
ここのところできる技とできない技がはっきりしてきているなぁ。
  
稽古後、CPに切り返しのできない無級者の話をする。
「yasuが自分で教えてもいいんやで」と言うが、
有段者の人から言ってもらった方がいいな、と思うことを告げる。
彼はその無級者に指導してくれていた。
  
着替えて帰る時オリヴィエと一緒になる。
「昇級審査はどうやった?」
「厳しいな、と思ったよ。」
「どう思った?」
「有段者でも合面の人が多くて、リズムも一辺倒やったし、面白いと思わへんかった。
だから、自分の番では面ばっかり打たんとこ、いろんなことをしようと思った。
でもそれが裏目に出て、2人目の地稽古の後で『落ちた』と思ったよ。
自分がやるべきことができなかったから…」
「そうやな。有段者の審査はboringやったな。
yasuが言ってることは合ってる。
相手の剣をコントロールして、何か一つでも有効打突を決めることができれば、
印象はもっと変わったんだろうけど、8人の中で1人が1度すり上げ篭手を見せた以外は
ほとんどなかったな。
yasuの審査については、切り返しが一番上手かった。
2本目の地稽古では確かによく打たれたけど、打たれることは問題やない。
攻め、気合い、打ち、残心、いろんなことを見てて、文句なく合格や、みんな認めてた」
と言われる。
「今週末はバレースクールでの稽古もないし、ちょっと残念やろうけど、身体を治せよ」
剣道の稽古がないと生きていけないように思われている節がある。
確かにそうだが、今は風邪を治すのが先決。