自戒 - False modesty

反省すべきなのか、しなくてもいいのか。
ただ、自分はかなりスノッブなのかもな。
クールに決めたいとか、そういうのではなく、
いつもどこか批判的に横から冷めた目で見ている自分がいる。
嬉しいことがあっても、それをそのまま表現することを良しとしない。
どうせ一時のこと。いずれまたしんどい時がくるよな。
                      

「別に…」
と言って顰蹙を買い、芸能界を干された女優がいるようだが、そんな感じ。
多分、劣等感が非常に強く、それが捻れて顕れているんだと思う。
虚勢を張るというよりも、
自分の立ち位置はかなり下にあると自覚していて、
せめてそこからは滑り落ちないようにしたい、と齷齪している、
そういった方が近い。
               

「驕れる者は久しからず」、「盛者必衰の理」、など、
「山は登ったら下るもの」という意識が日本人の心のどこかに存在している。
だから概して、傲慢、驕りたかぶることを嫌う。
謙遜することが美徳とされる。
ただ場所が違えば、これが災いの元。
ヨーロッパ人にとってはこの謙遜が"false modesty"に見えるらしい。
日本人のハーフの人などは分かってくれるのだが、それ以外のヨーロッパ人には不評だ。
「嫌味に見えるよ」とまで言われる。
かなり落ち込む。
普通の日本人以上に驕るのを嫌う自分の性格を考えると、
"false modesty"の極致に見えてしまうのかもしれない。
               
「yasuはもう見かけはスイス人なんだから、もっとスイス人らしくはじければいいのに」、
といわれても、
「自分は日本人」。
これは捨てられない。
ただ、、、、
少し振り子は揺らした方がいいのかもしれない。