俺らはSwiss Germanやないから

「俺らはSwiss Germanやないから」
この言葉を何度聞いたことだろう。
でも今日のこの言葉の出たときには、ちょっと気まずかった。
   
週末の剣道セミナーの件である。
稽古後、CPに「Filzbachって遠いよね。どうするん?」と尋ねると、
「4時間かかるからね。水曜の朝に出て12時に着く。昼から稽古が始まるからちょうどいい」
「僕は土曜に行くんだけど、朝一で出ても8時半には着かんのよ。昼から参加になるかなぁ」
「それなら稽古回数が土日で2回しかないよ。もったいない」
「じゃあ、Zurichで1泊して朝に着けるようにするしかないかなぁ」
そんな会話をした。
その後シャワーをして道場に戻って、OCの送別会の飲み会に。
  
飲み会の途中、オリヴィエの前にいたCPがオリヴィエに向かって
「電車がなくて、yasuが土曜の朝の稽古に出られんらしい」と言っている。
やばいことになった、と思う。
「9時半に着くんだけどね。遅れて参加するか、昼から参加するかになる」
すきっ腹の稽古後の体にビールを数杯飲んでおり、少々回りの悪い舌で弁明。
「合宿の部屋の空きはない?」とCPがオリヴィエに尋ねる。
「無いんや、残念ながら。でも俺らの部屋に入ったらええねん。
寝袋を持ってきたら、ベッドを横によせてyasuのスペースを作ったる。心配すんな。
土曜の朝早くに出たりするより、前日にFilzbach入りして体を落ち着かせたらええ。
彼らと違って、俺らはSwiss Germanやないからフレキシブルやから。」
「それは悪いから…」躊躇していると、
「CPの申し出やったら受け入れるやろうのに、俺の申し出は受け入れられんちゅうんか?」
と半ば脅迫…。
「yasuは日本人やからなぁ…」とCP。
もう降参するしかない。
「よろしくお願いします。金曜の夜にお邪魔します。」
「よっしゃ。海パン忘れんなよ。稽古後はみんな泳いだり、サウナに行ったりするさかい」
またもや難題…。
まともな海パン持ってないよぉ。
   
師匠の言葉は有難かった。
「水曜から稽古を開始し、日曜までにみんな徐々に熟達してくる。
途中から来るのはええが、それまでにみんなはどんどん進歩してるから、
それを分かって参加せなアカン。
参加できるならできるだけ多くのセッションに参加する方がええやんか」
そういうことであった。
0時ちょっと前にお開きになり、みんなと別れる。
TPと最終バスに飛び乗り帰宅。
  
仕事の段取りを付けて、時刻表を確かめなきゃ。