RBLDOJO 30回目

やっぱり仕事が忙しい。
朝から職場で手も動かしながら、書き物にも勤しむ。人がいないと書き物が進む。
ストーリーはかなり明確で、凄く綺麗。パズルのパーツがすんなりはまる、そんな感じ。
昨日のミーティングで同僚のCCが"Beautiful Story"と言ってくれたが、ホンマにそう。
あともう少しvitroでいい結果が出ればいいのだけれど。
      
16時まで職場で仕事をしてスーパーに行こうとするが、予定のスーパーへの道が混んでいて、
別の店に変更。
でもレジで並ぶ時間を考慮すると、買物できるのは10分程。
1週間分の食糧等を買うのにたった10分か。
乳製品、野菜、果物、パンを大急ぎでかごに入れ、レジへ。支払いを含めて15分で終了。 
スーパーを飛び出し、バレースクールへ。
         
開始時間が17時30分に変更になっており、着替後、オリヴィエのロッカールームで原稿の校正。
暫くして、オリヴィエが到着。昨日の件について、少し話す。
自分とは違う見方、考え方を示してくれる。少々Optimisticかな、と思うが、心の励みになる。
稽古は素振り、基本打ちの稽古。そして踏み込みの稽古。
今、足の稽古をしないといけないと分かっているので、好都合。
腰をしっかり入れて、前に進むことを考える。
面をつけてから生徒と基本打ちを続けるが、彼らは打たれるのを怖がっているのか、
後ろに下がったり横に避けたりするので、打ちにくい。
籠手すり上げ面の稽古があったが、「中結が中心から外れとるぞ!」とオリヴィエから注意される。
何度かやっているうちにちょっとリズムが分かってきたように思う。

最後に全員の地稽古を指示されるが、1回で一旦中止。
2年生とオリヴィエと僕が元立ちとして、1年生の地稽古、指導稽古に変更された。
元立ち1人に対して3,4名の1年生。
問題点が明らかになる。
1)後ろに下がってばかりの人が多い。
2)真っすぐに打ちこまず、払いなど、2ステップの打ちこみをしてくることが多い。
この2点。前に出て、しっかり攻めて、真っすぐ打ちこめばいいのに、と思い、
稽古中に個人的に少し説明する。
そしたら、オリヴィエも同じことを感じていたのか、全く同じ2点を全体に指導した。
偶然なのかもしれないが、びっくりした。
  
地稽古が終わり、もう終わりか、と思ったら、
「yasu、S、D、俺と1本勝負や。順番は、S、D、yasuの順で! みんなは見とくように!」
ちょっと嬉しくなる。
S、Dの1本勝負を見学。
Sは間合いが全く取れていない。
何とかしてやろうとしているのは分かるが、段々構えも無茶苦茶になってくるし、
変な間合いからの攻め、打ちは全てオリヴィエが捌くので、Sの意気が下がるのが見えた。
そうしたら、もう打ちこんでいかない。
身体も下がっていくばかりになった。スタジオ中を下がっていく一方。
1,2分程した後、オリヴィエが最後に諦め、自分から面を打って終わりになった。
次はD。
蹲踞後、いきなり跳び込み面。
驚かせるのはいいが、オリヴィエの剣先は真っすぐ中心にあり、Dは抜けていけない。
3,4本、打ちこむが同じことの繰り返し。打突後、ストップ。
そこで、オリヴィエがDに寄って、何か話している。
攻めが不足していること、自己中心的に打ちこんでいるだけ、と言っているのか、と思った。
その後、ガムシャラに打ちこむことは減ったが、Sと同じように攻め込むことが無くなった。
気持ちが前に出てない。身体も後ろに下がるばかり。
当初は引き面もあったが、下がってばかりでは何もできん。
うーん。オリヴィエは諦めて勝負を中止した。
自分の番が回ってきた。やっぱり師匠と稽古ができるのは嬉しい。
「地稽古、なっ!」といきなり言われる。1本勝負やないんか。分かった!
気が逸ったのか、掛稽古のような感じのスピードになっていたかな、と思う。
オリヴィエが面を空けてくれるのか、2,3本、真っすぐに打たせてもらった。
攻めは少し足りなかったと思うが、腰から前に出ていたと思う。
その後、「1本勝負、お願いします!」とオリヴィエが言う。
空気が変わる。剣先での攻めが充分にできず、面は全てかわされる。
オリヴィエの動きが止まったところで、払い籠手を打ちこむ。
少々高目のところに当たり、決まらんかった!と思い、残心が中途半端になった。
しかしオリヴィエが「1本!参りました!」と言う。
反射的に"NO"と言ってしまうが、蹲踞して終了。
この後、全員に向かって「S、Dとyasuの違いが分かったか?」とオリヴィエが問う。
「yasuは最後まで、相手の隙を探しながら、ずっと前に出とったやろ。
後ろに下がるばかりでは打っていけない。
勝負では下がるのもいいが、それも試合をdominateしている心があればの事。
それがなければ、勝負にならん」
そんなことを説明していた。
稽古後のオリヴィエへの挨拶では、
「あの籠手は、有効打突やないと思ったか? 
気剣体、きちんと揃ったいい籠手。どんな審判でも1本を取るぞ。
きちんと入って、いいタイミングで、籠手の打突位置もOK。
自己判断があったため残心がやや不充分やったが、いい1本やった。
俺は何もできんかった。自己判断をするんは止めなアカンな」と言われる。
有難い言葉だった。少々嬉しかった。
本当は真っすぐの面打ちで1本取りたいけど…。