BLKC 92回目

今日の稽古は開始前にオリヴィエがメニューをみんなに告げた。
1)切り返し、基本稽古に引き続いて3本勝負
2)審査で行う地稽古
3)形の稽古
                    
今日は朝からずっと喋り放しで緊張感も酷かった1日。
道場に来た理由も緊張感の解放と師匠への報告がメインだった。
そんな状態だったから、週末に行われる昇段審査を意識したこのメニューは非常に有難かったし、
興味深かった。
1) 3本勝負。
級者相手の時にはほぼ問題なく勝てる。初段は分からない。初段の人がいないから。
2段相手はSLとRP。
両者とも30歳くらい。
SLとの時にはちょっと気負いや恐怖心があったかもしれない。
面はことごとく間合いが足りなかった。
SLに打たれたのは引き面が2回。でも有効打突じゃないと思う。
気合いでは負けていた。
RPとは相打ちが多かった。途中、全然間合いも悪いのにバチン、と面を叩かれたのには閉口した。
引き分けかな。
4段はMWと。SLの後だったので、そのまま気負けしていた。
居着いたところで面を取られた。
             
数本程稽古した後、オリヴィエが
「メニューを変える! 1本取った後の戦法が悪い。
だから下の者は1本先取からスタート。これをどう守るか考えろ。
上の者は2本とって勝ち。」
攻め方・守り方を工夫することを言われる。
この前のKasahara Cupで自分が体験したままのこと。
せっかく出端篭手で1本先取したのに、2本取られて負けてしまった苦い経験がある。
でも守りに徹することはできない。
心に余裕を持って攻めることが必要なのだが、
自分の中では1本取っているという自覚が稽古中にはあまり出なくて、
普段と同じような稽古を続けていたかな。
この時には3段のCPと当たった。
彼との時にはタイミングをずらされて打ち込まれることが多かったので、それに注意していた。
でもやっぱりサッと入られて面を取られそうになる。
払い篭手で1本取って勝ったけど、もっと足を使わないといけないと思った。
何本かこの稽古をしたが、人数の関係上、同じ相手と当たった。
後1人、というところでオリヴィエに当たれず、残念だった。
                
2) 地稽古
数回の地稽古の後、6名の級者が元立ちを命じられて勝ち抜きの1本勝負を続けることになった。
僕は級者だったが選ばれなかったので、掛からスタート。
Naとは速攻、面で1本勝ち。で、元に入る。
RPとは暫くかかったが、面で1本。
MWが居着いたところで払い篭手。
ここでED。今日初めて当たる。
どう攻めようか、いろいろ考えながら剣先で探る。
割って入って溜める。面へ。でもブロックされる。
払い篭手のようなものは姑息なのか、これもはじかれる。
相面のようになったが、中心は彼の方に取られた。
で、また掛に戻る。
CPとまた当たる。やっぱり払い篭手。
元に戻って、Seを受ける。面を素早く決めたが、彼がウンと言わないので続行。
するとオリヴィエがやって来て
「何で面を打たれました、と申告せえへんねん。
お前が言わんから、yasuは続けないといけないんや。」と彼に文句をつけた。
で、終了。
と見ると、次はオリヴィエ。
やっぱり気で負けてる。攻めが足りない。分かっているができない。
飛び込んでの面ももう少しか、と思ったが不十分。
何度か竹刀をはたかれたが、何度目かに完全にはたき落とされて、面を打たれた。
                 
3) 形
有段者の形の稽古の見学。
4組でやっていたが、僕はED-MWのペアに注目していた。
以前EDの形を見ていて感じるものがあったからだ。
身体に形が染み付いているというような感じで、しかも凄味のある目付。
掛け声も普段の稽古の時とは全然違う感じだった。
EDの形は自分の手本の1つだな、と改めて思った。