UNILDOJO 17回目

仕事が長引き、遅刻20分。形の稽古はできない。
到着すると、今日は仲間が少ない。5名?
初心者の顔ぶれも若干異なっているが、やっぱり10名以上。
慌てて着替えて体育館に戻る。
CPが準備体操を始めようとしている。
が、先に竹刀や木刀について説明している。
垂と胴をつけていると、CPが竹刀を置きにきて。「準備体操、待っているからね」と言い残す。
慌てて円に入り、準備体操。
CPの声が一番大きいが、自分の声が次に大きいな、と思う。
剣道を再開した頃は自分も声を出せなかったよな、と振り返る。
でも声を出す事はとても大切だ。
呼吸法が変わる事、丹田へ力が入って姿勢も変わる事。自分に気合いを入れることができる事、
そういった利点がある、と経験から分かる。
                           
準備運動後はすり足、素振り、基本面打ちといった本当の基本稽古。
初心者相手の元立ちとして働く。自分の担当する人々にいくつかコメントを与えながら。
面をつけても元立ちは続く。
仲間同士で稽古したのは切り返し2本と面打ち4本x2回のみ。
それ以外は全て初心者相手のもの。
途中、JMRが「初心者のお手本になるような動きをせよ」とみんなに指示を出す。
しかし打突後の走りが遅く、JMRに尻を竹刀でたたかれる。恥ずかしい。
最後の面打ちの時にはきちんと是正。
                             
稽古終了後、CPが「面をつけるまでの時間が長くて、経験者の稽古ができませんでした。すみません」と謝りにきた。
確かに地稽古もなかったし、自分達の時間は殆どなかった。
それは残念な事だったが、仕方のない事。はじめから覚悟の上。
だから「心配ないよ。誰でも初心者の時があるし、今が一番手がかかる時だから」と答える。
その後、何を最初に初心者に伝えたらよいか、伝えねばならないか、というのが話題になる。
初心者にはいろんな問題があるので、何から手を付けるのがいいのか、僕には分からなかった。
言い過ぎて、剣道を止めてしまったら嫌だな、とも思ったし。
CPは「姿勢」だという。僕も同意。
JMRは「どうしても受容できないな、と思う事、危険だから早く直した方がいいよ、と思う事から注意を入れていけばいい。言い過ぎて剣道を止めてしまうなら、それもしようがない。
止める止めないはその個人の問題で、俺らが原因ではない」という。
剣道、という未知のモノに跳び来んできてくれたんだから、続けてほしいと思うだけなんだけどなあ。
                            
あと今まで怒られてばかりだったJMRが
「切り返しと面打ち、上手くなったなぁ。以前と全然違う。
構えも、攻めて打ち込むのも、残心も、全て良かった。
立派な手本になっとった。」
とわざわざ言いに来てくれたのは嬉しかった。
オリヴィエがKasahara Cupで言ったことのdeja vu感。
やっぱり自分の剣道って、明らかに変わってきてるんや、と分かる。
でもこの変化って、仲間と一緒に稽古ができて初めて得られるもの。
だから、初心者相手の稽古でも気を抜かず、残念がらず、
真面目に取り組んでいきたいと思う。
「相手は自分を映し出す鏡」という言葉もあるし…。
                          
稽古後、職場に戻って仕事。
疲れた。よく考えたらここ8日毎日剣道している…。