BLKC 73回目

稽古に行けた!!
道場前で座っていたBJから、先週の稽古がしんどかったことを聞き、怯えた。
稽古は福本先生、小野寺先生、GenèveのFrançoise、うちのOlivierが先生となり、20人弱の指導。
日本では普通の光景なのだろうが、やっぱりピリッとした雰囲気だった。
昨日の稽古はいたって基本の稽古。
準備運動の後、EGSの仕切りでいろんなバージョンの素振り。
福本先生の指導が入るのでいつもより多い。特に早素振りが多かった。180度回る開き足の足さばきはもう少し練習要。
足についての注意点が多く語られた後、
足さばき、切り返し、基本打ち、基本技の稽古。
足さばきや踏み込みの稽古はこれまでやったことのないやり方。
踏み込みはみんなの前で一人一人順繰りにチェックされる。
緊張し、1回目の軽い踏み込みは踏み込み不足。というか、体重が乗らなかった。
2回目の大きな踏み込みはまずまず。EGSが"Bien!"と声をかけてくれる。
みんなの踏み込みを見るいい機会になった。
足さばきの時に福本先生がコツを話される。
「ここLausanneでしか、このコツは教えてないからね」と言われ、みんな笑う。そう言われたから、ここでも書けないなぁ。

切り返しも多かった。「返し技の基本になるから」とのお言葉。
途中、小野寺先生から「日本語通じますか?」と声をかけられ、
左足の引きつけのスピードをもっと速くするよう指導いただく。
基本技の稽古は休みなく次々とこなす。
「できないモノについては個人練習してください」と言われ、
どんどん進んでいく。
普段の稽古時には自分で考えて訂正していくことが多いが、
4人の先生方が割って入って指導されるので、進歩も速い。
稽古中に自分も「返し胴」が大きく変わった。
(でも後で胴打ちについてOlivierからダメだしを食らったけど。)
「篭手返し篭手」は未だ分からない。これは課題。
最後に回り稽古で互いに掛稽古をする。
「今日の基本技をどんどん取り入れた掛稽古をするように」
と言われ、始まった。
しかし、「そんなのは掛稽古ではない。もっとどんどん打ち込んでいかないと意味がない」と。
その後の打ち込みは、みんな非常に激しくなった。みんな息が切れる。4,5本、互いの掛稽古が終わった後、追い込み、切り返し数本。
で、終了。
いつもより15分延長して午後10時終了。
面を取った際、福本先生が、
「ここで5分程休んで、水をしっかり飲んでください。
これから11時まで地稽古します。」
みんなの顔色が変わった。もちろん自分も。エーッ、もたねぇ!!
「ハハッ、冗談です。今日は終了!」と言われホッ。

本当にしんどかった。途中も休みなく技の稽古が続いたが、
特に掛稽古以降の15分位で本当にバテた。
でも、本当にいい稽古だった。
福本先生も小野寺先生も気さくで面白いし、
これまでお会いした日本の先生方の中で一番話しやすかった。
あと4回稽古できる。
しんどいだろうが、ホンマ楽しみになった。