BLKC 65回目

バカンスシーズンで車も少なく、道場には早目に到着。
ドアが開いておらず、仲間と待つうちにオリヴィエも登場。
フラ語での会話を頑張るが、やっぱりボキャブラリの少なさのため、落ちる。
でもみんな温かく下手なフラ語に付き合ってくれることに感謝。
Aarauで開かれるセミナーの話にもなり、
「講習料がタダっていうことは分かっとる?」と尋ねられる。
分かっとるって、ちゃんと丁寧に読んだから、と思うが
口では「ハイっ」の一言。
もう俺がセミナーに行くやろうということは予想済み、という事ね、と理解。

稽古は形から。EGSが打太刀になってくれる。
オリヴィエが横ですべてチェックしている。
1本目ではEGSの太刀や足捌きのスピードが急であることを指摘。
仕太刀の俺がフォローできないではないか、と。
呼吸を合わせるように緩徐に行え、と。
俺の方はボディバランスの問題と左肘の伸展。
4本目での構えの問題を両者とも指摘される。

その後、オリヴィエによる全員への形の指導が始まった。
みんな車座になってオリヴィエとEGSの形の稽古、説明を聞く。
理合についてもきちんと説明している。こんな指導は初めての経験。
7本目までの指導で、最後の2本はまだ練習していないので詳細は分からなかった。

続いて木刀による基本稽古法。最後の9本目まで稽古する。
ここまでで1時間強。
夏場であることもあり、面を着けての稽古時間をちょっと制限しているようだ。

面をつけてからの稽古は月曜と同様、間合いをしっかり考えることと、
返し技の稽古がメイン。
面返し胴の時など、有段者の方とやると幾分納得のいく胴打ちができるのだが、
級者とやると間合いが近くなりすぎたりしやすくきちんと打てない事が多い。
返しのタイミングを決めているのはこちらなので、
この2つに明かな差異ができる理由が分からない。

今日に限って本当に小さい4,5歳の子供ちゃんの見学者があり、
稽古の合間にその子達の相手をするのだが、緊張が少し解けてちょっと楽しい。

で、地稽古。CHからスタート。初太刀をきちんと決めようと思っていたが、
攻めが中途半端だった。
彼女の気合いも強かったし、積極的に攻めてくるので、
以後は返し胴、抜き面などの応じ技の稽古をさせてもらう。
次はRB。この前のBern Cupの時には上段を取っていたけど、今日は中段で。
やっぱり若い青年と当たるとちょっと焦りが出る。
もうちょっと待てばいいと思うのに、待てない自分。
抜き胴も不十分にしか空いていないタイミングで、
腕をかすったりすることになったりして失礼な事をした。
ちょっと居着いた時があったがその時にさっと面を一本取られた。
続いてED。彼の剣道は好きだ。大人な剣道。
相手の剣道をしっかり見ていて的確なアドバイスをくれるので、有難い。
でも相対峙すると威圧感がある。
本当に打てない。見切られているようにうまく捌かれる。
一回だけ返し胴をトライしたが、間合いが近かった。
自分では前には出ていなかったと思うので、タイミングが遅かったか。
途中彼の面紐が解けてしまい稽古時間が減ってしまったのは残念。
MKFとの時は、相手が疲れているようで、こちらの一方的な攻撃になっていた。
ちょっと物足りなかった。
オリヴィエとの地稽古があったはずだったが、
彼は久しぶりに来たMWの稽古をつけてあげるため、順番が入れ替わったため、
叶わなかった。残念だったがしようがない。MWが稽古できるのは少ないし。

稽古後、畳を戻しているとMWがロンドンでの剣道の事を聞いてきた。
充分話せなかったが、M先生と引き分けた話になったらちょっと笑ってた。
EDが畳を運びながら「yasuって子供の時に剣道をやってたでしょ。日本の子供の典型的な剣道の癖が残ってるよ」と。簡単にいうと打ち込みの間合いが不正確だということだ。どうしても近間になりやすいとのこと。10分も指導してもらう。本当に有難い。他の人にいわせると彼はとてもシャイでコメントをもらう事は殆どないらしいのだが、自分は毎回何か話してもらえる(かなり年下だけど)。何故かは分からない。でも本当に有難い事だ。