BLKC 42回目

稽古再開す。
この2日間、家に引きこもって書き物仕事。1日目。よう頑張った。2日目はもうあかん。書くネタを熟考せねばならないことも多く、手がハタと止まる。悶々とする。身体がうずく。トイレに立った際に目が玄関脇の竹刀袋を泳ぐ。竹刀を持とうとする。あかん、あかん。焦んな。悶々とする。身体がうずく。トイレに立った際に目が・・・(以下同文)。
これを何度か繰り返した後、決心す。そうや、道場に行こう。今日はイースター休暇最終日だが、稽古はある、ってオリヴィエが言っていた。指もこの数日全く腫れぼったくないし、痛まぬ。朝に若干のばね指はあるが、指の運動を少しすれば日中はOK。やってみようやないか。ものは試しや。あかんかったらまた休む。何か方法はあるやろ。
午後7時半、いそいそと家を出る。歩いて5分、道場到着。道場閉まっている。でも大丈夫。何人か道場前で待っているし。休暇やというのに稽古に来る。中には昨日、一昨日と合同集中稽古をやっていた者も。みんなホンマ剣道が好きやねな、と思う。いつもよりは少ない人数だが、それでも20名くらい。
今日は37の竹刀を使用。36を使う予定だったが見つからず、37。軽いから指に負担がかからないだろうとの配慮。軽いし短い。変な感じ。柄が細い。これは致命傷。念のため、太口柄の39の竹刀も脇に準備して稽古に参加。
準備運動の後、オリヴィエがまた今までにない稽古を始める。竹刀の左右の端を持ち横にして、掛が打ち込む。普通の打ち込みだが、色んな意味を考えて行う。面金ではなく面布団を捉える打突法の習得、間合い、打突時・後の腕の位置の確認、さらに踏み込み、引き面・引き胴の際の剣先の動きなどなど。今日の説明は結構難しい。フランス語ばかりでとんとわからぬところも多々。ニュアンスでは分かったりするが、やっぱりきちんと理解したいものだ。しかし今日は刃筋の問題に特に注意しているよう。
面をつけてからも面なしの時のことを思い出しながら打つように、との指導が入る。何回もの切り返し、面打ちなど、基本に集中。結構な時間を割いた後、続いて地稽古。有段者とそうでないものに分かれて行っていたので、そんなに気負いせずリラックスしていた。BFとの時にちょっといつもと感じが違った。一足一刀の間で剣先で探りながら、BFの動きを見ていたら、癖か、次にしようとしている動作なのか、そんな感じのものが見えた。ああこう来るな、っていうような感じ。じゃあ、ちょっと待って出てきたところで返してみよう、と。で、抜き胴、出端籠手などをトライ。高確率で当たった。また、出てこないな、と思って単純に面を打ったりも。いつもと何か違った感じを味わった。
でもこれは他の人にはなかなか通用せず。MFとの時には相打ちになることが多かったし、CBとの時には打突後の気が抜けた時にスコーンと面を打たれた。それでも何かちょっと変わった感じがする。
続いて一本勝負。全員参加で勝ち残り。元立ちは5名。何回かは勝ち残りさせていただくが、全て級者との時。EGSはお情けで一回勝ち残りをさせてくれたが、有段者には歯が立たぬ。待ち過ぎるのが一つの問題か。2回か3回か(EGS、SK)はものの20秒程で初太刀の面、籠手などで一本を取られてしまった。しっかり相手を見ようとしていたつもりだったが、隙も多かったのだろう。稽古後にEGSにその旨を言うと、しっかり見てサッと入るように、と言う。それができない。タイミングが難しい。JRの時には「だいぶ攻めはようなってきている」と言ってもらう。以前より逃げんようになったとは思う。でもまだまだ攻める気が不充分。それはよく分かっている。
稽古は30分延長し、計2時間15分。気持ちよかったーっ!ちょっと吹っ切れた。指も大丈夫だし、後は明朝が問題なければいいのだけれど・・・。
稽古後、4月末に日本からお呼びする先生の話になった。オリヴィエに送っていたメールの話も絡み、僕にフランス語で話しかけてきた。間違えてはならんと思い「英語に変えてくれませんか?」とお願いしたが、オリヴィエは譲らず、ちょっとゆっくり目にフランス語で繰り返すのみ。何いっているかは理解できたが、オープン・クエスチョンのため、色々言わないといけない。今度は言いたいことが充分言えん。途中で英語を使ってしまう・・。これはどういうこと?今まではオリヴィエとは英語がメインだったのだが、もっとフランス語を使え、ちゅうことか? もっとチャレンジせえ、ちゅうことか???