BLKC 37回目

稽古前に防具の手入れをしたかったので、充分余裕を持って道場に向かう。腹も少し満たして。
このところ新規の初心者数が多い。日本と違って皆大人。とはいえトータルでも8名前後。師匠、EGS、MWなどがいつになく力を入れて教えているように思う。自分が来てから5カ月強。防具をつけている者の中では未だ末席。辞めてしまう人がいかに多いかということ。
MWが基本稽古を仕切るが、彼の時には素振りの回数が多い。数々の素振りに加え今回は早素振りも計100回あり、基本稽古だけで息が上がる。前日のスキーのせいもあるが足がだるい。
面をつけてからは切り返し数回に続いて打ち込み稽古。応じ技については元立ちの面打ちに対して各自各様の応じ技を行う。刷り上げ面、出端小手、抜き胴が目下の自分のメイン。それ以外はなかなかタイミングが合わずに試せない。
続いて早々と地稽古。まずは有段者と級者に分かれて。同じ様なレベルの相手なので、できなかった応じ技を試そうという欲が出て少し待ち気味になると、サッと面を取られたりする。やっぱり積極的に行かなあかん、と考えて邪念を捨て、攻めに入る。そうする方がいい。やっていくうちに結果として応じ技をしないといけなくなるし。
その後、有段者と級者が混じっての地稽古。EGSにも当たる。彼からの以前の指導を再度心に思い出す。打ち込み、そして抜けるようにする。気弱になって引いてしまうことは減ったと思う。以前はすぐに一方的に打ち込まれていたが、今回は相打ちに持ちこむことが多かった。相打ちになるので抜けないことも多々あったが、最後まで気は緩めなかったはず。ただ、抜き胴などの胴打ちの際に打ち損じて足に当たったことが3回。非常に申し訳なく思い稽古後にも謝ったが、「心配するな。上級者は打たれてもしようがないと思っているから」と言ってくれた。平謝り。その他何人かと地稽古。
さらに勝ち抜きでの地稽古。RBやSKなどの有段者相手。当然全て負け。この待ち時間にEGSやMWと師匠の地稽古が見ることができたのは勉強になった。いつも元になるEGSも師匠相手にはどんどんかかって行く。でも師匠は全く打たせない。全て捌く。EGSはそれでも休みなくかかっていく。自分のかかり方はまだまだ軟弱や、と反省。
稽古後、地稽古をお願いしたSKに教えを請う。「自分自身、自分の剣道に自信をもつこと。そして師匠の言うように『わしは此処におるで!かかってこんかい!』という気持ちを前面に出すのがいいと思う。」、と。自信は当然皆無。今は気を前に押し出し続け、気弱に引かないのが精一杯の攻め。級者同士の時には「俺はここにおんぞ!」と思えるけど、有段者相手ではねぇ・・・。