BLKC 32回目

朝バス停でティムに会う。ここ2、3日は車がないのでバス、メトロでの移動なのだ。「今日の稽古どうするの?」と聞くと「道場のカギを開けるために道場に行くけど、金曜に物理と英文法の試験があるから稽古はしない」と。オリヴィエ、エリックがチューリッヒの剣道トレーニングセミナーに行っているため不在ということは知っていたが、マットも来ないらしい。
で、今日の稽古。仕事がちょっと長引いたものの、メトロ、バスの連絡が良かったため、6時半過ぎには道場に到着。ジャン・マークが稽古を担当する。人数は少ないし、3分の1が防具なし。子供ちゃんも3,4名。総勢20名足らず。ということで畳上げは道場全体の3分の2程度に。セドリックが準備運動を仕切る。「若いから」ランニングを入れる。こっちは息が上がる。その後、木刀での稽古をすることになる。
素振り、相手を置いての互いの面打ち、互いの面面胴胴打ちなどを行った後、攻めて中心を取る稽古を行う。相手はラファエル。その途中に「意図が感じられない」「気合いが足りない」「中心を充分取ってない」とか指摘される。「気」の重要性を改めて認識。相手に中心を開けさせるまでの「気」を出さないといけないんだろう。続いて面ー刷り上げ面、面ー払い面などを稽古。全体で稽古しているため、ここまでで1時間強。あと30分程度しか残っていない。面をつけ、木刀での稽古を実際に活かすような稽古を行う。攻めて中心を取り面を打つ、払い面など。中心を取るのがちょとは進歩したようには思った。この時点までは。
で、地稽古。リカルド、サーシャ、ネルソンと当たる。ところが、攻めて中心を取り打ちこむということができない。仕掛けていくことができないのだ。応じ技についてはいわゆるリアクションなので、打ってはいける、成功する、しないを別にして。でも自分からの仕掛け技のタイミング、コツといったものがつかめない。リカルドとの時には、中心を取ったと思って仕掛けたのに胴を突かれること2回。それよりも、待ち過ぎて攻められ、しかも応じ技まで出せない、という状況も数回(特にネルソンとの時)。多分今までは何も気にせずに打ち込んでいたのに、ちょっと考えるようになり、逆に手数が減っているということだと思う。
稽古後、サーシャに尋ねてみる。「最終的には練習の中で獲得していくしかないんちゃうかなぁ。でもこの道場ではその練習は少ないんやけど・・・。相手によってタイミングもちゃうけど、少なくとも同じようなリズムで打ちこむようなことだけは避けんとあかんで。相手にsurpriseを与えるようなことをするんやで」と。ラファエルも同じように"surprise"という言葉を使った。これがkeywordなんやろなぁ。
いろいろと指導してくれた後、ラファエルはこっちの気持ちをリフトアップしてくれるような言葉をかけてくれる。この言葉に救われる。
感謝。。。