BLKC 24回目

今日も朝から1時過ぎまでセミナー。遅い昼食を摂った後に集中して仕事。5時25分に職場を出る。偶然駅で久しぶりの友人と会いメトロで会話。今月から失業保険を受けていると聞いてびっくり。でも70%の給料を1年半保障してくれるらしい。「失業するならスイスよ、と友人に言われた」、と言っていたが就職活動が上手くことを祈って別れた。
道場近くのメトロの駅、自宅の最寄り駅のエレベーターでアザレアらと会う。「後でね」、と声をかけて竹刀と道着を取りに一旦自宅に戻り、道場へ。6時15分頃に到着。型の稽古を誘ってくれたヘンリーと稽古。1本目、2本目の型の稽古をつけてもらう。1本目の仕太刀の打突後の剣の扱い等について丁寧に教えてもらった。2本目はほぼOK。その後エリックの準備運動、マットの基本稽古。大きな素振りの時に、スピードの緩急に注意するようにオリヴィエに注意された。次に足さばきに注目。3段階の踏み込み後に打突する、という稽古も。最終的に左膝が床につくくらいまで踏み込め、と言われたがこの時には腰が安定せずにふらついた。その後で「竹刀を置いて再度道場に戻れ」、とオリヴィエ。少し左右に足を開き30cm位の距離で相手と向かい合う。お互いの掌を合わせるようにして押し引きをして相手のバランスを崩す、という練習。重心が低いためか、結構安定していたように思う。でもこの練習の真意は「これは1)腰を入れた姿勢の保持、2)地稽古の時の気持ちの持ちようの稽古」ということらしい。2)については、地稽古で自分ひとりで怖がって引いた状態になって、独りよがりの打突をするのではなく、相互の関係(距離、気持ち)を正しく保ち、その中で機を見て打つことを考える、とのこと。5人程度と練習。意外にこの稽古が後での地稽古時の気の持ちように影響を与えたように思う。
防具をつけての稽古。
「二足一刀の間からの面」:足はこびを違えていた。左足からの「はこび足」の後で面を打つようにマットに注意された。
「抜き技」:面抜き籠手、籠手抜き面などの基本型プラス「籠手抜き面」に応じて「(籠手→)払い面→胴」などの複雑型まで。基本型では、アニタやBJ、ステファンの娘さんなどと当たる。棒立ちにならないように注意。複雑型はまだ今一つ。籠手打ちの後の払い面への移行が難しい。
そしていつもの地稽古、一本勝負に。本数は少なかったが、前述の稽古の影響で相手との駆け引きを少しは考えて動くようになった様に思う。ただ、前回オリヴィエが言っていた「剣先を保ち、相手を気で制する」ようなことは消化不良。あまりこだわっていると全く打たない間に時間切れになる恐れがあるし・・・。
終了後、エリックが日本人ースイス人のハーフのクレマンタンを介して「前の金曜の稽古はどうだったか」と聞いてきた。「イザベラに英訳してもらうようにするから」とわざわざ言ってくれた。職場での剣道の稽古はちょっと二の足を踏んでいたのだが、これは明日も行かなければならないかも、と思った。行かないとエリックの気を害するかなぁ、と感じた。