BLKC 22回目-2

いつもより少し遅くなって防具をつけた稽古が開始された。人数が多いこともあり、3列体制での稽古。バデルと12歳くらいの少年剣士との組。この少年は僕がフランス語が分からなくて戸惑っているときに、ジェスチャーでよくいろいろと示してくれる。今日はその3人がずっと一グループになって稽古することになった(初心者の元立ちもこの3人ずつで入れ替わり)。
切り返し、基本の打ち込みに続いて、払い技、剣先を攻めた状態で打つ面などを行う。払い技はちょっと進歩した様に思う。バデルが「そう、そう」と頷いていたから。その後、いつも通りの地稽古、一本勝負。グニエルモ、リカルド、少年などと当たる。グニエルモとの時に一足一刀の間に充分入って行くことが前回からの宿題だったが、当たった瞬間に少し忘れてしまい、中途半端な間合いからの打突となったのは反省。籠手や面を決めることもできたが、まだまだ不完全。
リカルドとの時には、彼があまり元気がなく心配していたのだが、途中で「右手の調子が悪くてごめん」と言っていたので納得。左の籠手打ちも指導されたが、慣れなかった。
終了後の畳上げの時にグニエルモと一緒になり少し会話。彼の一声が「面、よかったで」というもの。でも「僕の面は意図して打ったというよりも、打ち合いの中で反射的に打った本能的なものだから、ダメだよね」、と答えたら、「そんなことはないよ。竹刀なんて動物的本能に刷り込まれているものではないので、反射的に打てるのもこれまでの経験に基づくもの。だからいいんだよ。」と。救われたし、嬉しかった。でも打突の体勢、腕の位置などは検討をしないといけないとは思う。グニエルモは2歳年下(のはず)だが自分が手本とする一人でもあるので、彼から指導を受けられるのは嬉しいこと。
オリヴィエとはあまり話せなかったが、前回の質問については次の機会にしよう。