BLKC 18回目-1

本当に寒い一日。日中でも-4℃程度。
早目に道場に着いたのでエリック、オリヴィエ(師匠ではなく運転指導者の方)などと木刀による剣道基本技稽古法を稽古。僕にとっては全く初めてだったので戸惑う。エリックの相手として練習させてもらったので理解しやすいとはいえ、フランス語がいつも以上によくわからなかった。初めてのことばかりで馴染みのない単語が多かったのか、オリヴィエが使う単語と比較して難しいものが多かったためか、その他か。分からない。「はたき落としー面」の際に、元立ちの木刀にかかる力やベクトルについては驚いた。エリックの力そのもののなのか、何かてこの様な原理が基本にあり、力が大きくなっているのか。
いずれにせよ、この基本技稽古は個人練習するべし。

そうこうしているうちに皆が集まりだす。今回は30名強と多く、道着を着たステファンなどは初めてみた(時々娘さんのお迎えに来ていたのは見たことがある)。そうそういつも来られる方の名前はJB(ジー・ベェー)と分かった。本当の名前は若干長いのだが、皆は省略してこう呼んでいるらしい。
エリックを中心とした基本稽古。僕にとっては足がやはりネック。動き続けているうちに左右の足の幅が狭くなってきて身体が不安定になりやすい。足の横幅1つ分くらいを開けておくようにするのがいいのだが、足さばきを続けているうちに閉じてきてしまう。以前から理解しているのだがなかなかうまくいかない。普段の歩行ではできないことだろうし(ガニ股より恰好悪い)、積極的に道場で心を配っておくのが必要。
この稽古中に師匠のオリヴィエが皆のところを回って個別に指導を加えていく。僕のところでは「振ってみろ」と言われたので素振りをしたところ、左手に注意が入った。左手小指の問題。自分ではしっかり握っているつもりだったのだが、振りかぶった時の左小指はもっと握っておくように言われた。そうすると確かに振りかぶった時に剣先が後ろに落ちにくくなった。びっくりするくらい変わった。打ち込む時にはやはり左手は少し内旋させることと、今までよりも少し下の位置に落とすように指導された。「素振り」といっても奥が深い。