大人になってからの剣道

某サイトに書かれていた大人になってからはじめる剣道の問題点。
大人で開始したが子供と一緒に先生に教わることになり非常に気まずいとか、恥ずかしいとか、そんな気分になり辞めようかと思っているとのこと。この点はスイスで剣道を再開する前の見学時にオリヴィエと話した時にかすかに触れた問題。「日本では大人になってから始めるのは難しいけど、スイスでは大人で開始する人も多いから心配しないでね」、という一言があった。そんなものかと思い気にもとめていなかったのだが、実際、気持ちの問題は大きいのかも知れない。よほどやる気を持っていないと日本では始めにくいんだろうな。スイスで再開できたのは非常に幸いだった。あとフランス語のできない僕を受け入れてくれていることにも凄く感謝。簡単なフランス語の単語は何とか分かるし、ダメなときには片言でも英語で話してくれようとしている。いろんな人のサポートがあればこそ継続できるんだとも思う。そう考えると「個人のやる気」の問題だけではなく、周りとのコミュニケーションの取り方、その上に成り立つ人間関係、そして互助。相手の要る剣道に必要不可欠の礼儀はこのようなところからはじまるのだろう。以前は「感謝」なんて気持ちはすんなりと出てこなかったが、年を取ったせいかなぁ(笑)。