BLKC 16回目

また雨。仕事も忙しく、道場についたのは7時40分。慌てて着替えて道場に行ったが剣道の稽古者が異常に少ない。防具ありが10名、防具なしが3名というのが最終人数。今日はグニエルモの学校から生徒さんが来るかもと思っていたのでちょっとあて外れ。
エリックの基本稽古で開始するのはこのところの常。オリヴィエはその間に各人をチェックし、指導していく。各人の欠点でも全体にあてはまるものについては全体練習に反映させる。
1.基本素振りの竹刀の振り上げ方。大きく振りかぶっての素振り。竹刀を臀部に当てるような感じで振りかぶるような素振りもあるが、オリヴィエが注意した素振りは少々異なる(多分全く別のタイプの素振り)。以前にも一度聞いていたが忘れていた。マリオネットのように竹刀が引き上げられるように振りかぶり、その後「十分に」前方に打ち込む。振りかぶりの際に「上腕三頭筋がどうのこうの」と言われたがこのフランス語はわからなかった。でもこの時には多分肩甲骨間の筋肉が収縮するような形になっているよう。あとの練習でセドリックに個人指導された小さな打ちでの腕の位置の問題はここに起因していそう。剣先だけでなく腕にも注意したい。
2.左手の位置。面、胴、小手のいずれでも左手は前方に押し出す方向のベクトルを有する。面、小手についてはわかるが、胴については解りづらい。オリヴィエの手の位置を見ていると左手は思っているより高いのかも。
3.オリヴィエから直接指摘されたのは歩幅。僕の歩幅は小さいらしい。大きく打つには大きな歩幅が必要。心がけて一足分前にさらに出るようにした。また自分で思っていることだが、左右の歩幅も広げる必要がありそう。足さばきの途中で腰が安定しないことがあるのはこのためかと思うため。

その後は面を着けての指導。

  • 今日初めてやったのは片手(左)面打ち。

正面、左右面を打つがやはり思ったところにヒットしないし、打突も不完全。左手での竹刀のコントロールができていない。筋トレかなぁ。

  • 相手の竹刀を「抑え」て面、小手を打つ打ち方。
  • 払いではなく、小手ー面などのように二段で打つ打ち方(元立ちは一本目を払う)。

「面ー胴」は殊に難しかった。セドリックに二本目を打つ時の立ち位置の問題点を指摘された。合間が近すぎるということ。一本目の打ちの際にあまり(?)深く入り込まず、その場にとどまるような状態で二本目を差すよう。こちらが一本目を仕掛けていくためどうしても推進力がついてしまい、合間の取り方が難しい。

  • 小さい打突での腕については、セドリックにいわれたように気をつけないといけない。
  • 巻き落とし。

これはオリヴィエとの時。合間が一番大切かと思う。遠間にいることが多いので充分に入り込んで仕掛けることが必要かと思う。ただ技の途中で更に近間に入るのか否か。

その後かかり稽古、地稽古、一本勝負。オリヴィエにあたった時に竹刀が一部ささくれてしまったり、左足底のマメが破れたりして集中力が続かなかった。ミチさんには出ばな小手を何度も取られてしまった。手の位置がやっぱり問題なんだろうか。こちらも考えて反対に出ばな小手を一本決めたが、身長差を考えると卑怯だったかなぁ。
今日は面着けから調子が悪かった。面手ぬぐい、面ともに緩かったため面が安定せず、初っ端から気が入っていなかった。途中でも一度着け直すことをしても良かったかもしれない。今回人数が少なかったので気がひけてしまったのだけれど。

稽古後外に出るとどしゃ降りだった。家まで濡れて帰った。今日の稽古は全然ダメだった。