僕が剣道を続け、子ども達にも剣道を勧める理由。

僕が剣道を続け、子ども達にも剣道を勧める理由。

「竹の棒で人をたたくことが上手になるのではなくて、
 幼いうちから相手に正対し、
 堂々と立ち合う気迫と、
 決して途中で逃げ出さない勇気と養うべく稽古することにより、
 たとえ相手がはるかに年配者といえども、
 相手が間違っていると思ったら向かっていける心、
 そして、自分が間違っていれば、
 たとえ相手が自分より弱い人間であってもその否を認められる勇気、
 そういう強い気持ちを持てるのであって、
 試合に勝った嬉しさなどは、誕生日のプレゼントぐらいの、
 人生においてはごく小さいものになるのでしょうね。」
        戸田忠男 八段(剣道日本1999年4月号)