BLKC 77回目

道場に行くとKGが座って、合気道の稽古を見ている。着替えていない。
「どうしたん?今日、ベネズエラに行く(その後イギリスへ)っていってなかったっけ?」
「間違えた、明日行く。今日は転んで肩を打撲して痛むから休む。」
「ええっ!最後の稽古やったのに…。KGと稽古したかったよ」
ホンマにカワイイやつ。福本先生も言っておられたが、仔犬のような感じ。
「yasu、10月末のスイス大会の時には帰ってくるから、一緒に出ようぜ。もう見とくだけはなし、やで。」
「うん、分かった」

稽古はちょっと変則的で、初めの1時間は通常の稽古。あと1時間は形の稽古、というものだった。
素振りをして面を取りに戻ると
「いつも下を向いてるよ。ちゃんと前を見ないといかん」
木刀を取りに戻ると
「地稽古の時の籠手抜き面はホンマに綺麗でした…」
などとKGがコメントをくれる。ホンマ愛されキャラやな、と思う。自分にはない…。
KGは若いしスピードもあり、一緒に稽古をするのが楽しい。
普段はイギリスにいるから、なかなか一緒に稽古できないのが残念。
今度一緒に稽古できるのは12月かなぁ。

基本稽古ではCPとの払い技の稽古がメチャクチャだった。多分気負ったのだと思う。
他の人との時にはまだましだったのに…。

地稽古は有段者相手が2本。
CO。彼女は3段。
間合いを詰めることを第一目標にしていたが、やっぱりしびれを切らしたのはこちらが多く、
向こうから打ってきた時にも乗せられた感が強かった。
でもそんなに怖いとは思わず、返し技などをいろいろ試した。
籠手抜き面も彼女との時にできた。
SK。
彼は上背もあり打ちこみにくい。居着いてしまい、面を取られることもあった。
出端籠手などは試したが、こちらから攻めていくのは甘かったと思う。
でも中心を取られて攻められる事も少なかった。

級者同士の稽古。
MKF。いつも通りかなぁ。
稽古後に面をどのように打つかの話になる。身長差、力の差があった場合にどうするか、
一緒に考えたけど、今度一度一緒にトライする課題を見つけた。
僕も師匠やMWとの稽古の時に一度試してみようと思う。
というか、いつもやっている事かもしれないのだが…。
CG。
きれいな剣道をする。僕も好き。
小野寺先生も「あの子は頭がいい。でもおとなしいよね。」と言っていたなぁ。
COと違って本当に大人しい。それで損をしているように思う。
IM。
仕掛けていくことが多かった。本当は返し技の稽古をしたいと思うが、
攻めてこないので、こっちから仕掛けるしかない。
払いの稽古となった。
NC。
ここからは面のみの1本勝負となる。
彼は攻めてこない。
打ち込むと必ず竹刀でブロックする。
どうすりゃええねん、と思う。引き面にしようとするが、技量が足りないので
できない。
竹刀がガチャガチャになって間合いが取れなくなることも多々あり、
間合いを切ろうとするが、変に竹刀でブロックして押してくることが多かった。
体捌きをすれば良かったなぁ。
GP。
そう、彼が稽古に来ていたんだ。相面が多くなる。
すり上げ面、出端面なども考えるがうまくいかなかった。
彼やCP、師匠との時には「気」で攻められているという感じがする。
他の人との時にはそんなに感じないことなのだけど…。

形の稽古。
有段者の見ている前で形をしたが、あがったぁ。
しかもNCとなので、やりにくかった。
タイミングを外されることが多かった。
でもこれは言い訳やな。
後で何カ所かコメントを頂いた。

稽古後、KGと暫しの別れを惜しむ。
ホンマ寂しくなるなぁ。